![「安心できる交通社会実現の願いを持ち続ける」若手白バイ隊員に技能伝承 今月末で退職の指導官が若手に“思い”も伝承 埼玉県警](/assets/out/images/jnn/1034372.jpg)
全国大会で優勝経験もある白バイのベテラン指導官が退職を控え、若手隊員らに心得を伝える“最後の伝承”に臨みました。
白バイ指導官 福島正明 警部
「全員一斉にエンジンスタートさせましょう」
きょう午後、さいたま市西区にある白バイ部隊の拠点「埼玉県警察機動センター」で技能訓練が行われ、若手の白バイ隊員らおよそ30人が参加しました。
「伝承者」という立場で指導に当たったのは、交通機動隊で長年、技術指導などを行う福島正明警部(59)です。
福島警部は1988年、全国の警察官が白バイの運転技術などを競う全国大会で優勝。指導官に就任してからは、後進の育成に努めてきました。
白バイ指導官 福島正明 警部
「私たちが育ててきた若者も日に日に成長しています。安全で安心できる交通社会の実現をして欲しいです。その願いはこれからも持ち続けます」
福島さんは今月末をもって勇退となりますが、埼玉県警は「学んだこと受け継いだことを胸に、引き続き県民の安全確保に努めたい」としています。