■MLBオープン戦 ドジャース12-9 ホワイトソックス(日本時間7日、キャメルバック・ランチ)
ドジャース大谷翔平(29)と山本由伸(25)がオープン戦で初共演。前回初登板で2回無失点3奪三振と好投した山本は、2度目の登板で3回58球を投げ、被安打6、奪三振4、四死球3、失点5と乱調。試合後、山本は囲み取材に応じ「ダメなところが多かった」と振り返った。
大谷は「2番・DH」で初の2戦連続先発。前日はノーヒットに終わったが、この日は3打席で2安打1打点、1四球、1盗塁。打率は.583に上昇した。
【山本由伸 一問一答】
Q.今日の登板を振り返って?
A.ちょっとボール球が続いたり、フォアボール出したりで、あまりいいピッチングではなかったですけど、まあいろいろと試せたりもあったので、はい。結果はよくないけど、感覚というかオープン戦としては良かったと思います。
Q.クイックのフォームに戸惑った?
A.セットポジションの方がちょっと感覚的にはあまりよくなかったですね。
Q.今日試そうとしていたこととは?
A.いろいろですね。
Q.コントロールがよくなかった理由は?
A.ボール球が続いたり、フォアボール出したり駄目なところが多かったです。
Q.真っ直ぐを狙われて戸惑った?
A.いや、そこに対しては一切ないですね。
Q.相手に合わせるわけではなく、こちら主導で配球していた?
A.はい。
Q.これほどボール球が続くことは日本時代なかなかなかった。
A.たまにあります(笑)
Q.フォームやボールの問題?
A.セットポジションの時に、けっこううまくできず、タイミングが合わないことが多かったですね。
Q.ピッチャー強襲の当たりはどこに当たった?
A.この辺(右の腰付近)でしたね。捕れそうな球だったんですけど、ちょっと体勢が悪かったんで捕れなかったです。
Q.問題はない?
A.全く、はい。
Q.サインはどのくらい捕手に任せている?
A.基本はキャッチャーに任せますし、試合前は割と話したりしますので、そうですね、基本はキャッチャーで。たまに投げたい球があるときとか、1試合で何球か首を振ったりすることが多いですね。
Q.打者の反応を見て、これを狙ってるから違う球、とかはまだやらない?
A.そうですね、今はとにかくどの球種もしっかり投げられるようになって、(それ)からそういう相手に合わせて、例えばこのバッター狙ってるから違う球いこうとか、できるようになると思うので。今はしっかり出たサインのボールを、しっかり投げるっていうのを心がけてます。
Q.今日は制球安定しなかったが、自分の中ではどう修正しようというのは見えている?
A.そうですね、特に変わった練習はしないですけど、とにかく落ち着いてしっかりやっていくだけですね。
Q.今日の登板の中でどういうことを試そうと思った?
A.いろいろですね。
Q.今日も含めてカーブの出来は?
A.今日はちょっとあんまり良くなかったですけど、前回は思ったよりよく投げられましたし、まあまあまあ、このオープン戦の段階ではいつも通りというか、ここからちょっとずつ良くしていけたら、開幕、公式戦が始まるまでに、どのボールもしっかり狙ったところに制球していけたらなと思います。
Q.大谷と一緒に試合に出てみて?
A.今日も打線が凄かったですし、とにかく自分はもっといいピッチングができるように、集中していきたいですね。
Q.今日の収穫は?
A.初回は本当ボール球ばかりで、全然ダメでしたけど、2回の3アウト目くらいから、しっかりこういいボールも増えてきましたし、まあ5失点しちゃいましたけど、感覚的にはそんなにめちゃくちゃ悪いというわけではないですね。いろいろ良いところも感じられたので。
Q.マンシーが三塁線で捕れなかったボールは何だった?
A.スプリットです、ツーシームは今日全部ボールになったんで、たぶんスプリットのこっち(内角)。
Q.スプリットで三振を4つ取ったが、今のスプリットの信頼度は?
A.はい、まあ順調にちょっとずつ精度が上がってきている感じがしますね。
Q.自身が立て直せば、打線は打ってくれるという感じがある?
A.基本あまり考え過ぎず、とにかく1イニングずつというのを心がけて、どの試合も投げてます。
【ロバーツ監督】
Q.山本の今日の登板の印象?
A.彼は今日シャープではなかったです。相手も序盤アグレッシブに来ていました。彼のいつもの制球力もありませんでした。ただ、彼が試合の中でアジャストしていたことは、私にとってはいいサインです。2回は初回よりも良く、3回は2回よりも良かったです。それに、ランナーを背負って、ストレスのある状況でのピッチングもできました。彼にとって良い機会だったと思います。彼の球数を50球半ばに設定していました。これまでのようなクリーンな投球ではなかったですが、仕事はできたと思います。
Q.大谷の走塁、盗塁だけでなくタッチアップもあったが?
A.良かったです、なぜならショウヘイが走れることはもちろんですが、
彼がタッチアップしたり、盗塁したりを、ルーティーンとしてできていること、それはいいサインです。
塁を狙うことにアグレッシブな姿勢を好んでいますが、彼は今日とてもアグレッシブでした。
Q.あの身長でどのくらい走力がある?
A.今日の1打席目の内野安打もそうです、フルカウントから直球を詰まらせましたが、
二塁手のところにボールが転がり(実際は遊撃手)、かなり簡単にセーフになっていました。ショウヘイはいろいろな面で相手に勝ることができますが、彼の走力もその一つです。
【山本由伸 成績】
3回58球 被安打6 奪三振4 四死球3 失点5