DeNAの東克樹(28)が8日、日本ハムとのオープン戦に先発。4回を投げ、2HRを含む6安打3失点の内容。前日7日に今季の開幕投手を務めることが発表された直後とあって、後味の悪い登板となった。
この日、前回登板のソフトバンク戦(2日)に続き、気温が低い中での登板になった。
初回は三者凡退に抑えたものの、2回、先頭の4番・野村佑希(23)に初球の135キロのツーシームを捉えられ、レフトへのホームランを浴びる。続く5番・伏見、6番・石井にも連打を許したが、後続を抑え最少失点で切り抜けた。
3回はHRを打たれた4番・野村にタイムリーヒットを浴び、この回も1失点。4回は7番・今川優馬(27)にソロホームランを打たれ、4回63球を投げ、この日は3奪三振6安打3失点の内容でマウンドを降りた。
今日の登板について「課題となった球があったので、開幕までにそれをしっかり調整できれば」と振り返った東は、さらに「(野村にHRを打たれたボールと)今川選手のホームランの2球ですね。具体的に言えば、ツーシームとカットボールの2球種が今後の課題になるボール」と今シーズンの活躍に向け、課題を口にした。
開幕投手を任せた三浦大輔監督(50)は東の投球内容に「全然心配してない、打たれる時もある」と信頼は揺るがない。また、昨季投手2冠の実績以外にも、以前から東の次回登板までの準備する力も評価している指揮官は、「(次回に向け)しっかり準備してくれると思います」と笑顔だった。
東は19年以来のチーム開幕戦勝利に向け、開幕投手としてチームを最高のスタートに導くためにも、残り3週間で昨シーズンの”無双状態”まで調子を上げていきたい。