![ダルビッシュ OP戦最終登板4回1失点「シーズンのような感じでアジャストできた」開幕で大谷との初対戦に「勉強して試合に臨む」](/assets/out/images/jnn/1048164.jpg)
■MLBオープン戦 マリナーズーパドレス(日本時間12日、ピオリア・スタジアム)
パドレス・ダルビッシュ有(37)が3度目のオープン戦に登板、マリナーズを相手に4回、58球を投げて被安打3、奪三振1、四死球1、失点1、最速は95マイル(約153キロ)。ダルビッシュはオープン戦、2勝0敗、防御率は2.89となった。
2年ぶり4度目のMLB開幕投手となったダルビッシュがオープン戦最終マウンドへ。前回の登板では「スライダーとかスイーパーとか、変化球系がよかった」と話しており、今回の登板は「カーブと速いカットボールを使いたい」とテーマを持っていた。
1回、2死から3番・J.ポランコ(30)を74マイル(約119キロ)のカーブでレフトフライ、もう一つのテーマだった速いカットボールでは2回、1番・J.Pクロフォード(29)を89マイル(約143キロ)でファーストゴロ、4回は6番・D.カンゾーン(26)をサードファールフライに打ち取った。「体があんまりいい状態ではなかったですけど、その中で変化球、カーブであったり速いカットボールであったり、いろいろ球を投げながら修正して、シーズンのような感じでアジャストできたかなと思います」と振りかえり、「スライダー系が自分の中ではいい感覚ではなかったので、そのスライダーがあまり使えない中でああいうピッチングができたので良かったと思います」と収穫を口にした。
2年ぶり4度目の開幕投手については「第1戦を任されるというのは特に韓国開催というところで、すごく特別なことだと思うので、しっかり感謝しながらしっかり調整して投げたいと思います」と話したが、実は「何となくは分かってました。ずっと(報道では)開幕第2戦と言われていて、大丈夫かなと思って見てましたけど。(笑い)結構前から考えながら調整したので」と気づいていたことを口にした。
そして、メジャーで初対戦となりそうな大谷翔平(29)については「ドジャース全体と対戦するのが先なので、もちろん楽しみにはしていますけど、これからしっかり、ベッツであったり他のいい選手も含めて大谷くんもそうですけど、勉強して試合に臨みたいと思います」とコメント。大谷のイメージを問われると「まったく分かんないですね。これからしっかりと見ます」と打者を細かく分析するダルビッシュが、あと8日後に迫った開幕までに大谷を研究し尽くす。
開幕をダルビッシュに任せたM.シルト監督(55)は「ダルビッシュでエキサイトだろう?」と報道陣に話し、「ローテーションのトップでエースを起用しなければならない。開幕を迎えるにダルビッシュは仕事面でも体づくりの面でもうまくいったからね」と絶大な信頼を寄せていた。