鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの神社として知られる神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮が神社本庁から離脱する方針であることがわかりました。
神社本庁によりますと今月7日、神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮から、神社本庁からの離脱を通知する文書が送られてきたということです。離脱の理由は文書には書かれていなかったということです。
鶴岡八幡宮の担当者はJNNの取材に対し、「手続き中なので離脱の理由は差し控えます。粛々と手続きを進めています」と話しています。
鶴岡八幡宮は今月5日付けで境内に離脱を知らせる公告を掲示していて、今後は宗教法人法にもとづき、神奈川県知事の認証などを経て離脱することになります。
鶴岡八幡宮は鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの神社として知られていて、人気の観光地となっています。
文化庁などによりますと、神社本庁は全国の神社の9割以上にあたるおよそ7万8000社が加盟する宗教法人で、2020年には「こんぴらさん」の名で親しまれる香川県の金刀比羅宮が神社本庁から離脱しています。