日本サッカー協会は15日、国際親善試合(22日・マリ戦、25日・ウクライナ戦)に臨む23歳以下の日本代表26人を発表した。
A代表としてアジアカップを戦った細谷真大(22、柏レイソル)や今季からFC東京の主将を務める松木玖生(20、FC東京)らが順当に選出。また、今季からFC東京に移籍して3得点と活躍中の荒木遼太郎(22、FC東京)が復帰した。U‐23日本代表は、4月から行われるパリ五輪出場権を懸けたAFC U23アジアカップ前、最後の強化試合となる。
大岩剛監督(51)は「最終予選に向けての我々の最後の活動になります。今回の3月のこのマリ戦とウクライナ戦にしっかりと目的を持って最後の最終予選に向けて準備をしたい。様々なことを想定した中で選手に求めるもの、我々のやるべきことを確認しながらこの2試合を戦っていきたい。」と意気込みを話した。
そして約2年ぶりの招集となった荒木については「彼の今のパフォーマンスを日本代表でも発揮してくれれば非常に力になる」と期待を寄せた。
22日はマリと、25日はウクライナと戦う大岩ジャパン。実際に監督自身が現地に視察に行ったという。「個々のレベルが非常に高い印象を受けました。所属クラブを見てもヨーロッパの主要各国でプレーしている選手たちが多いですし、そういう意味では非常に強敵ではないかなと分析しました」と戦いに向け、気を引き締めた。
【メンバー一覧】
■GK
藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉)
野澤大志ブランドン(FC東京)
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
■DF
内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
大畑歩夢(浦和レッズ)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
半田陸(ガンバ大阪)
鈴木海音(ジュビロ磐田)
高井幸大(川崎フロンターレ)
馬場晴也(コンサドーレ札幌)
関根大輝(柏レイソル)
■MF
平河悠(FC町田ゼルビア)
山田楓喜(東京ヴェルディ)
佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)
川﨑颯太(京都サンガF.C.)
山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)
小見洋太(アルビレックス新潟)
田中聡(湘南ベルマーレ)
松木玖生(FC東京)
■FW
藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
細谷真大(柏レイソル)
染野唯月(東京ヴェルディ)
植中朝日(横浜F・マリノス)
荒木遼太郎(FC東京)
【国際親善試合 日程】
3月22日(金) 日本代表 vs U-23マリ代表@京都・サンガスタジアム
3月25日(月) 日本代表 vs U-23ウクライナ代表@福岡・北九州スタジアム
【AFC U23アジアカップ】
16チームがA~Dまで4組に別れ、各組上位2チームが準々決勝に進出する。日本はグループBに入り、韓国、アラブ首長国連邦、中国と同組。今大会の上位3チームがパリ五輪の出場権を獲得し、4位のチームは同出場権をかけたプレーオフで、アフリカサッカー連盟加盟国と対戦する。