猫は自分の姿を客観的に捉えることはできませんが、自分のかわいさを自覚しているかのような行動を取ることがあります。本記事では、戦略的とも取れる猫のあざとい瞬間を5つご紹介します。
1.お腹を見せる
猫がリラックスしている時や安心感を抱いている時にお腹を見せることがあります。遊びに誘いたい時にあえてゴロンと寝転がってお腹を見せる子も。
お腹は猫の急所にあたる部分なので、飼い主や仲の良い猫など心を開いている相手にしか見せることはありません。
飼い主が自分をかわいがっていると猫なりに感じていて、飼い主のことを信頼しているからこそ取っている行動なのかもしれませんね。
愛猫がお腹を見せてきてくれたら、たっぷり甘えさせたり遊んだりして愛情を伝えましょう。
2.上目遣いで見つめてくる
あざとい仕草の代表と言っても過言ではない『上目遣い』も、猫が自分をかわいいと自覚していそうな行動のひとつです。
「甘えたい」「ご飯がほしい」「遊びたい」というおねだりや、飼い主から怒られてしまった時など、足元に来てじーっと見つめてくることがあります。
家族の中でも優しくしてくれそうな人にだけ上目遣いでアピールするなど、(実は計算し尽くされている行動なのでは…)とすら感じられるかもしれません。
思わずたくさん構いたくなってしまいますが、猫のためにもほどほどにしておきましょう。
3.「かわいい」という言葉に反応する
愛猫に「かわいい」と言うと、振り向いてくれたりお返事をしてくれるなど、自分に向けた言葉だと分かっているかのように振る舞うことがあります。
猫は人間の2〜3歳の子供と同じくらいの知能があり、日頃から人間が使っている単語を20語ほどは理解できると言われているのです。
実際、猫の名前や「ご飯」「おやつ」というような、嬉しい気持ちになる言葉で反応を見せる子が多いのだそう。
飼い主さんが発する「かわいい」が、自分に向けられた言葉だとちゃんと理解しているのかもしれませんね。
4.イタズラをする
猫は、飼い主の関心を引きたい時にわざとイタズラをします。イタズラの内容は、飼い主の作業を邪魔してみたり、登ってはいけない場所に登ったりと困ってしまうものばかりです。
自分がかわいいと自覚しての行動かは不明ですが、イタズラをしたとしてもそこまで怒られないだろうと考えているのかもしれません。
また、自分が取った行動によって飼い主が反応してくれたことを覚えていて、「こうすれば飼い主が気にかけてくれる」と勘違いしてNG行動を取っている場合もあるでしょう。
イタズラをされると止めようと動いてしまいがちですが、実はイタズラをされても取り合わないようにするのが一番の対策です。
5.喉をゴロゴロと鳴らす
飼い主に撫でられた時やお気に入りの場所でくつろいでいる時など、猫は喉をゴロゴロと鳴らします。
猫のゴロゴロ音には、
- 幸せを感じている
- リラックスしている
- 安心している
- 満足している
というような意味合いがあるのだとか。
また、子猫が母猫に要求を伝えたり、コミュニケーションを図ろうとしたりする場合にも喉を鳴らすと言われています。
何か要求をしている時のゴロゴロは高めの音なので、普段よりも高音で喉を鳴らしている猫は飼い主にかわいくおねだりをしているのかもしれません。
まとめ
上目遣いでかわいらしく見つめる、無防備にお腹を見せる、「かわいい」の言葉に反応する、飼い主の気を引くためにイタズラする、喉をゴロゴロ鳴らすなど、世の飼い主たちをもれなく虜にしている猫の愛らしい行動の数々。
実は猫が「自分はかわいい」と自覚していて、飼い主を意のままに動かしているのかもしれません…!
しかしかわいい行動の裏には遊びやご飯などの要求が隠れている場合があるので、猫の手のひらの上で転がされてしまわないように、しっかり見極めて対応していきましょう。
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