バレーボール、イタリア1部リーグイル・ビゾンテ・フィレンツェに所属し、女子日本代表の石川真佑(23)が28日に帰国し、羽田空港で会見を行った。
【写真を見る】石川真佑、初のイタリア挑戦を終え帰国 日本代表での目標は「パリ五輪出場とメダル獲得」【バレーボール】
昨年に4年間所属していた東レアローズを退団し、さらなるレベルアップを求め、昨年10月、イタリア・セリアAのイル・ビゾンテ・フィレンツェに移籍。初の海外挑戦となった石川は身長174センチとリーグでは小柄ながらも開幕戦から躍動。開幕から4戦連続でチーム最多得点をマークする活躍をみせ、出場するたびにチームの中で存在感を増していった。
チームはレギュラーシーズン10位に終わり、プレーオフに出場することはできなかったが、石川は25試合に出場し、341得点チーム2位の得点を挙げる活躍で1年目からチームに欠かせない存在となった。初のイタリア挑戦を終え石川は「まずは怪我なく終えたことはよかった」とシーズンを振り返り、さらに「シーズン前半は点数をたくさん取れたけど、試合を重ねていくごとに相手も対応してきて、身長の高さに対して自分自身がどう点数をとるかうまく行ってないところもあったが、色々トライしていくことや、工夫しながら点数を取ることも経験できたのはよかった」と試行錯誤した初の海外挑戦について語った。
このあとは日本代表へ合流する石川。女子日本代表はまずパリオリンピック出場をかけ、5月16日(日本初戦)に開幕するネーションズリーグに挑む。
日本のパリ五輪出場条件はネーションズリーグ女子予選ラウンド終了時の世界ランキングによって決定する。6月12日からの予選ラウンド最終週は福岡・北九州での開催となる。
日本の6大会連続となる五輪出場に向けては「自分自身がイタリアリーグで経験したところを出していけたらいい。まずはしっかりオリンピックの切符をつかんで、その先のメダルを掴む」と意気込んだ。異国の地で磨いた攻撃はパリ五輪出場を獲得するための大きな鍵となりそうだ。