バレーボール日本代表落選も“楽観的に”宮部愛芽世「ロス五輪に向けて、常にピークタイムを保ち続ける」

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2024-03-31 12:11
バレーボール日本代表落選も“楽観的に”宮部愛芽世「ロス五輪に向けて、常にピークタイムを保ち続ける」

女子バレーボール元日本代表の宮部愛芽世(22)が在学していた東海大学体育学部を25日に卒業した。4年間過ごしたキャンパスでの思い出、バレーと学業の両立、大学生活で得たもの…そして2024年度の日本代表落選を乗り越え新たなステージに向かっていく覚悟を聞いた。

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「とても濃い4年間だった。私たちの学年は(コロナの影響で)1年生の時は全く学校に通うことがなかったけれど、そのブランクを埋めれるくらい部活動でも学業でもすごく充実してた。バレー部以外にも同じ境遇で高め合える仲間もたくさんできたので、大学に来てよかった」と振り返った。

宮部は2019年に初の日本代表に選出され、2022年には同じく日本代表で活躍する3歳上の姉・藍梨とともに世界バレーなど、数多くの国際大会に出場した。世界の強豪たちを相手に、持ち味であるオフェンス力を発揮。強烈なジャンプサーブや破壊力のあるスパイクで存在感を見せつけた。「サーブとスパイクは人と違う打ち方・体格を持ってるからこそ活きてくる。だからそこはずっと自分の強みだと思っています」。

強みを活かし、東海大バレー部を引っ張ってきた宮部は4年時にキャプテンに就任。2023年1月、キャプテンに就任したばかりの宮部を取材した際、彼女はこう語った。

「東海はキャプテンが背番号1番をつけるのがルールなんですけど、その1番に恥じないような選手になれるように。背番号1番で1番になって勝てるように。今年の1年はどんなことでも1番を目指すっていうのはモットーにして頑張りたい」

“1番になりたい”という強い思い

実は宮部、高校生の時も自分が最上級生の時だけ春高バレーで日本一を逃した過去がある。大学こそ自分の代でも全日本インカレで日本一、3連覇を達成したいという強い思いがあった。

「今年勝たないといけない使命。ここを乗り越えないとこの先のバレー人生にも上手くいけないと思っているので、今年の1年は大事にしている」

そして昨年12月に行われた全日本インカレで宮部率いる東海大は決勝で筑波大と対戦。キャプテン、そしてエースとしてのプレッシャーの中で戦った結果は準優勝。試合後、宮部は目に涙を浮かべながら語った。

「悔しいっていう気持ちは率直にある。でもこれからもバレーボールを続けるんだなって実感できるような結果だった。目の前の目標は今日でいったん終わったんですけど、大きな目標で言うと日本代表で活躍したいという気持ちが1番。パリ五輪に向けて来年メンバーに入れるように頑張っていきたいですし、その先のロス五輪でも中心メンバーとして戦えるように、自分の弱みをカバーするだけじゃなくて強みを伸ばしていきたい」

全日本インカレ後、そう強く語った宮部だったが、先日発表された2024年度日本代表メンバーの中に宮部の名前はなかった。彼女のパリ五輪出場の夢はここで途絶えてしまった。
今回の代表落選に対し、自分が駄目だったんだと思うこともあったという。そんな彼女には大事にしている考え方がある。それは東海大バレー部監督・藤井壮浩監督から学んだものだった。

「“自分が大事にしている考え方は楽観的に捉えること”。もちろん大丈夫って思えへんときもあるけれど、でもとりあえずは『まぁ何とかなるよ』っていうマインドで。『大丈夫大丈夫、なんとかなるよ』っていうのは自分を守るためにもですけど、何もかもを重く捉えすぎずに、楽しむところは大事にしようって思ってます」

バレーボールを通して辿りついた“楽観的に捉える”

常に前向きな宮部がバレーボール人生を通して導き出した“楽観的に捉える”こと、それは「自分を守るため」の手段。代表落選から約1か月が経った卒業式で今の心境を聞くと、彼女はこの考え方のおかげで既に前を向いていた。

「メンバーに入れなかったことは、マイナスに捉えるのではなく自分がベストを尽くした中で、今の日本チームが勝つための中には入らなかったということだと思うので。もちろん私が駄目なんだって思ってしまうときもあったんですけど、今はとても気持ち切り替えてます。組み合わせだったりとかバランスっていうのもすごいあると思いますし、でもまだまだ自分の技術が足りない部分っていうのもあると思います。パリ五輪の出場っていうのは叶わなかったんですけど、次はロス五輪に向けてこれから自分のできることを精一杯やるだけだと思いますし、自分のスキルアップの期間にできたらいいなと思います」

宮部は今年1月から内定選手としてVリーグの強豪・JTマーヴェラスに入団。現在行われているVカップでも毎試合スタメン出場し、チームのVカップファイナル進出に貢献。1試合で30得点を挙げるなど大活躍を見せている。

「JTマーヴェラスはすごく選手層が厚いチームなので、ベンチから見るバレーもすごく勉強になっています。でもやっぱりプレータイムをもっと多く勝ち取りたいっていうのはすごく素直な気持ちとしてあるので、そこは本当にこれからの自分の成長次第だと思ってます。今はVカップでオポジットのポジションもチャレンジさせてもらってて、そこで毎試合毎試合、毎練習毎練習、自分の中で新しい気づきだったり、これできる、これできないっていうのがすごく明確になってきてるからこそ今すごくバレーが楽しいなって感じますし、これからもっと成長していくためにもっと鍛錬していきたいなと思います」

1番の目標であったバレーボール選手になる夢を叶えた宮部にはもう1つ、”ある目標”があった。それは教員免許を取得すること。「すごく興味がある分野なので結構楽しい」と語る彼女が教員免許の取得を目指したのにはあるきっかけがあった。

「子どもたちにいい影響を与えられるというか、私もプロの選手になりたいとか指導者なりたいとか何か目標を持つのも学校にいるときでのことがきっかけになることが多かったのでそういうきっかけを作れる人になりたいなと思って。もちろんまずは選手になることが1番の目標なので、いつか指導者もやってみたい」

そして無事に教員免許を取得した宮部は「プレイヤーがもし終わって、まだバレーボールに関わっていきたいなっていう気持ちはすごくあるので、そのときにもやっぱり役立つかなと思って。今はまずプレイヤーでコーチングも勉強してきたのでその道も考えられるようにセカンドキャリアのこともしっかり考えて教員免許を取りました」。

バレーにも学業にも全力で取り組んだ宮部。彼女が大学生活を通して最も得たもの、それは友達だという。卒業式でも宮部の周りには人が絶えなかった。それは彼女が4年間の大学生活でどれだけ愛されてきたかを物語っていた。誰からも愛される性格で常にポジティブな宮部が目指す選手像とは。

「オフェンスの部分で存在感があるというのが私の良さ。でもやっぱりオフェンスって誰でも波があると思うんですけど、そこのピークタイムを自分の中で長く保てるようにしたい。チームのターニングポイントになるような、私が1点を取ったら、チームに流れが来たり、私がポイントを取らなくてもチームへの声かけだったり、そういう振る舞いで良い方向に持っていけるような。まだ入団したばっかりですけど、チームを引っ張っていけるような選手になりたいです」

彼女は“常にピークタイム”を掲げ、“愛”が“芽”生える“世”界の中で走り続ける。彼女ならどんな目標も叶えられる、何があっても乗り越えられる。『大丈夫大丈夫、なんとかなるよ』

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