千葉県市原市議会の前議長によるセクハラ疑惑で、調査を進める市議会の審査会が前議長の行為をセクハラと認定し、あすにも報告書を提出することが関係者への取材で新たに分かりました。
【動画】セクハラ疑惑の前議長へ“議員辞職を勧告すべき” あすにも審査会が結論へ 「罪と罰の均衡を失した罰則」前議長は猛反論 千葉・市原市議会
市原市議会の永野喜光前議長(76)をめぐっては今年2月、女性市議が握手や顔を撫でるなどのセクハラ被害を受けたと申し立て、前議長はこれを否定しています。
現在、議会の政治倫理審査会が調査を進めていますが、その後の関係者への取材で、審査会が永野前議長の行為をセクハラと認定し、「政治倫理基準」に違反したと結論づけたことが分かりました。
「議員辞職を勧告すべき」とする意見を添え、あすにも報告書を提出するということです。
市原市議会 永野喜光 前議長
「私はですね、絶対、辞職する考えはございません」
一方、きょう会見を行った永野前議長は、繰り返しセクハラ行為を否定したうえで、議員辞職勧告が出されれば「罪と罰の均衡を失した罰則」などと批判しました。