東京はきょう桜が満開になりました。お花見のお供といえば「おにぎり」ですが、専門店以外でも販売が増えています。
【写真を見る】お花見のお供「おにぎり」が人気、パンの「木村屋」も“おむすびそっくりパン”、ローソンでは“明太のり弁”が…【Nスタ解説】
「徳川吉宗が桜を町に植え」 高級だった“白米”をお花見のお供に
熊崎風斗キャスター:
まさにお花見のシーズンになっています。4月4日に、東京の桜が満開になりました。
20代以上の3000人にアンケートしたものがあります。
〈お花見で食べるものは?〉
1位 おにぎり
2位 弁当
3位 スナック菓子・揚げ物
※mitoriz/POBデータより
1位がおにぎりということで、詳しく見ていきます。
「おにぎり」というのは、江戸時代にはあったみたいなんです。
おにぎり協会 中村祐介 理事
「徳川吉宗が桜を町に植え、武家や公家の遊びだったお花見が庶民文化になった」
当時、いま以上にお花見は一大イベントだったそうです。そこで、「高級だった白米」をお花見のお供として食べるのが非常に流行っていたそうです。
当時の資料「料理早指南」を見ると、重箱もあり、他の容器の中には三角形の食べ物・おにぎりが描かれています。
たくさんのおにぎりが入っていて、この時期から非常におにぎりが愛されていたということがわかります。
「浅草うなな」では、「国産うなぎの焼きおにぎり」(600円税込み)というものが販売されています。焼きおにぎりの上に、美味しそうな国産うなぎが乗っています。桜のシーズンでは、1日に数百個も売れるそうです。
ただ、うなぎを焼くのに時間がかかります。1つ作るのに20分ほどかかり、店頭で事前にチケットを購入する必要があるそうです。
人気がありすぎて…
担当者
「券を買ってからお渡しが4時間後になる事もあります」
なので、食べたくなる4時間前にチケットを買っておかないと、食べたい時間に食べられないという状況になるくらいに、この時期は非常に人気があるということです。
ホラン千秋キャスター:
想像しただけでいい香りがしてきそうです。
熊崎キャスター:
こんがりと美味しそうですね。
「パリパリを楽しめる」 海苔専門店が販売するおにぎりセット
熊崎キャスター:
海苔専門店「のりきっちん by KOZEN」では、「豆乳野菜スープ＆ベーコーン・バタ子おにぎりセット」(540円税込み)というものを販売しています。
ベーコンとコーンとバターのおにぎりです。
井上貴博キャスター:
小さいおにぎり?
熊崎キャスター:
比較的しっかりしたサイズです。豆乳の野菜スープもあります。
このお店のこだわりは海苔の専門店なので、別添えで「パリパリ」を楽しめるところだそうです。
担当者
「そのまま持ち運べるので、お花見などにピッタリです」
包装に取っ手がついているので、簡単に持っていくことができます。
ホランキャスター:
お花見で食器を持ってきて、いろいろ豪華に食べるのも楽しいですけど、そういうものがなくても、おかずとご飯を一緒に楽しめる手軽さがおにぎりにはあると思います。
田中ウルヴェ京さん:
(おにぎりは)なにもなくても食べられるので、そのまま持ち帰れそうですよね。ごみは外で捨てられないので、便利ですね。
「木村屋總本店」でもおにぎり?
熊崎キャスター:
意外性のあるところを紹介します。
あんぱんで有名な「木村屋總本店」も、“おにぎり”を売っているんです。
木村屋總本店 大丸東京店で、2024年4月から販売をスタートしたのは、「おむすびパン」です。見た目は、おにぎりに似ていますが、パンです。期間限定の商品となります。
おにぎりでいう海苔の部分は、竹炭パウダーで黒くしています。味は、ツナ、明太子の2種類です。それぞれのパンの中に入っています。
「おむすびパン 明太」は330円税込みで、「おむすびパン ツナ」は311円税込みという価格です。
作った理由について…
木村屋總本店 大丸東京店 中村真歩 店長
「お出かけのお供といえばおむすび。パンでもお楽しみいただけるように、今回この商品を作りました」
おにぎりが人気なので、パンでおにぎりを作っちゃったというパターンです。
おにぎりで「のり弁」を再現!
熊崎キャスター:
コンビニエンスストア「ローソン」で、おにぎりに関する新商品が出ました。
「具!おにぎり まるで明太のり弁」(322円税込み)という商品で、のり弁をおにぎりで再現しています。
あふれんばかりに入っている具の中身は、白身魚のフライ、明太子、おかかごはん、ちくわの磯辺揚げ、たまご焼き、タルタルソースです。
井上キャスター:
どうやって梱包してあるんですか。
熊崎キャスター:
よく見ると挟んでいるようにも見えます。いわゆる大きいサイズのおにぎりですね。
担当者
「通常のおにぎりより、製造の手間暇はかかるが、食べ終わったあと、ごみが少ない点も好評」
ホランキャスター:
サンドイッチのように両手で持って、豪快に食べる形ですかね。
井上キャスター:
今や恵方巻も相当大きいですよね。
パリパリの海苔に関しては、室内ではこぼすのに気を遣いますが、外は致し方ないかという感じもあります。
ホランキャスター:
洋もあれば和もあってバリエーションがたくさんあるので、外国人観光客の方にもどれか購入してお花見をしてほしいですね。
井上キャスター:
おにぎり専門店も相当増えましたよね。
