■MLB カブス 1-4 ドジャース(日本時間7日、イリノイ州シカゴ リグリー・フィールド)
ドジャース・山本由伸(25)が敵地のカブス戦で5回無失点の好投をみせ、ついにメジャー初勝利を手にした。大谷翔平(29)は4打数2安打(得点1)で打率は.304と3割台に復帰。今季最長となる3戦連続のマルチ安打をマークし、山本の白星に貢献した。
試合後、ドジャースのD.ロバーツ監督(51)は「本当にいい投球だった」とこの日の山本のピッチングを振り返った。
立ち上がりからいきなり無死満塁のピンチを招いたことについて「初回、球数が増えて少しストレスが溜まってしまった。しかしあの回を3者三振に抑えたことが大きかった」と監督も圧巻の投球に驚いたという。
試合前の取材でも「彼はアーティストであり、彼は職人なんだ。 彼はとても真剣に取り組んでいる」「私はただ彼が大好きなんだ」と山本を絶賛していた。
その“職人”という言葉通り、この日もキレのあるカーブなどで8個の三振を奪い期待に応えた。指揮官は「5イニングを投げ切って勝てたのは大きかった。それに最初の1~2イニングは不安定な投球が続いたので、彼の投球数が85球くらいに達することを想定していた。彼は試合が進むにつれて速球をいろいろな場所でうまく使い、それとカーブも大きな武器になっていた」と明かし、山本の多彩な投球術を評価した。
チームは連敗を阻止。明日8日は敵地でのカード勝ち越しに向け、カブス先発の今永昇太(30)に挑む。