アメリカを訪問している岸田総理は、現地の企業トップらと懇談し、経済面での結びつきの強化を訴えました。同行している政治部・官邸キャップの川西記者の報告です。
【動画】岸田総理 訪米初日 最初の会談相手はマイクロソフトのスミス副会長“約4400億円”の対日追加投資表明
アメリカ到着から一夜明けた9日、岸田総理は日米の経済関係強化に焦点をあて、最初の会談相手にマイクロソフトのスミス副会長を選びました。
マイクロソフト社 ブラッド・スミス副会長
「マイクロソフトの日本での46年の歴史の中で最大の投資となります」
会談でスミス副会長は今後2年間でおよそ4400億円の対日投資を行うことや、AIやロボットに関する研究拠点を新たに東京都内に設立することなどを表明しました。
この会談について政府関係者は、「日本への投資を呼びかける中で、全部戦略的にやっている」と解説していて、実際、岸田総理はフェイスブックなどを運営するメタのザッカーバーグCEOや大手資産運用会社のトップらを相次いで総理官邸に招いていました。
岸田総理
「昨年の日本の米国への直接投資額は7500億ドルを超え、世界最大の対米投資国であります」
日本とアメリカ相互の投資拡大がウィン・ウィンの関係につながると強調した岸田総理。日本時間の今夜には、いよいよ日米首脳会談が行われますが、こちらでは防衛・安全保障分野の関係強化が主な議題となる見通しです。