犬と並ぶほど猫はペットとして人気を集めており、飼育頭数では犬を上回っています。しかしその一方で、飼い主のいない猫による問題(交通事故や出産)も深刻化しています。こうした状況を受け、猫のための福祉活動に取り組む企業が増えているのをご存じでしょうか?そこで今回は、企業が行っている猫のための社会福祉活動3つと、それらを行うメリットについて解説します。猫好きさん、猫の飼い主さん必見の内容です。
猫のための福祉活動とは?
猫の福祉活動とは、飼い主のいない猫の世話や保護活動のことを指します。
ボランティアや動物愛護団体が中心となり、不幸な境遇にある猫を保護したり、避妊去勢手術の支援などを行うことで、命を守り、適切に管理するさまざまな取り組みが行われています。
そしてこうした取り組みを、近年大企業などが率先して行うことが増えてきました。人員や資金、知名度やブランド力を持った企業が参入するため、より多くの猫の未来を守る期待ができるようになっているのです。
企業が取り組む『猫のための福祉活動』3つ
1.保護猫の譲渡会
ある企業では、保護猫たちが新しい家族を見つけるための譲渡会を開催・支援しています。
譲渡会を行う目的は、保護された猫たちが里親と出会い幸せな暮らしをスタートさせる機会を提供するため。譲渡会の運営や広報活動を通じて、猫たちの幸せな未来を応援しているのです。
譲渡会を実施している企業は非常に多く、ペット関連企業ではなくても積極的に譲渡会を行っている企業もあります。
2.保護団体への支援や募金
地域の保護団体に対して、資金や物資を提供している企業もあります。
具体的には保護猫たちへの食事の提供や医療ケア、シェルターの運営支援などの活動を行っていたり。保護団体が主催する譲渡会などのイベントでは、宣伝活動や開催費用の準備が必要不可欠ですが、そうした点で、企業からの支援は大きな力となります。
こうした企業からの支援により間接的に多くの猫たちが救助され、幸せな未来に向かうことができるのです。
また企業側も「商品売上の一部を保護猫団体に寄付する」などの取り組みを実施し、魅力的な商品販売を通じて福祉活動資金を獲得しています。
消費者である私たちにとっても、気軽に寄付ができる点がメリットといえるでしょう。
猫の幸せを願う気持ちがあるのならこのような企業の取り組みに積極的に協力し、支援をしてみるのもいいですね。
3.啓発活動と社会貢献
猫についての啓発活動を行っている企業もみられます。
ウェブサイトやSNSを活用して、猫たちの幸せな暮らしを広く知ってもらうための情報発信(交通事故の危険性など)を行っていたり、社員ボランティアを通じて保護猫たちの未来を守るような活動を行っています。
こうした啓発活動は猫の認知度を高め猫を身近な存在にするためにも役立ち、それが猫の命を救い猫の幸せにつながるでしょう。
もしこうした「企業の猫のための福祉活動」に協力できる機会があれば、率先して貢献できるような活動を行いたいものですね。
猫の福祉活動で得られるメリットは?
猫の福祉活動は猫にとっても人にとっても、さまざまなメリットをもたらします。
命と健康を守られる
野良猫や飼い主のいない猫は、病気や怪我、飢餓、虐待など多くの危険にさらされています。猫の福祉活動は、こうした猫たちの命と健康を守り、より安全で幸せな生活を送る手助けになるでしょう。
動物愛護意識の向上
企業の取り組みが社会に広く知れ渡ることで、一般市民の動物愛護への意識が高まります。
人と動物の共生社会の実現
野良猫への理解が深まり、人と動物が共に幸せに暮らせる社会の実現が期待できます。
人と人とのつながりが生まれる
猫の福祉活動を通して同じ志を持つ仲間と出会い、交流することができます。
以上のように猫の福祉活動は、猫にとっても人にとっても、そして企業にとっても多くのメリットをもたらすのです。
まとめ
企業による猫の福祉活動への取り組みは、社会貢献の一環として、今後さらに広がっていくことが予想されます。
単なる費用や物資面の支援にとどまらず従業員のボランティアなども実施され、より多くの猫の未来を守ることにつながるでしょう。
また企業と個人、保護団体などの協力体制が整えば、行き場のない猫たちにとってプラスになるだけでなく、社会全体の動物愛護の意識も高まり、ひいては人と動物の共生社会にもつながっていくはずです。
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