能登半島地震で液状化の被害が大きかった富山県氷見市では、対策工事の方法を決めるためのボーリング調査が始まりました。
【動画】液状化対策へ富山・氷見市でボーリング調査始まる 地下10メートルまでのサンプルを採取 地下水位の高さや地盤の強さを調査 能登半島地震
記者
「氷見市栄町です。住宅街には今も砂が残っています。この砂は一体どこからきたのか、調査が始まりました」
調査が始まったのは、液状化による被害が大きかった氷見市栄町です。市から委託を受けた業者が、ケーシングと呼ばれる鉄パイプで穴を掘り、地層のサンプルを採取しました。
今回の調査では地下10メートルまでのサンプルを採取し、液状化の原因となる地下水位の高さや地盤の強さを調べます。
ボーリング調査は市内の2か所で来週まで行われ、市は今回の調査の結果と地質のデータなどを踏まえ、今年10月までに具体的な対策工事の方法を示すとしています。
氷見市都市計画課 宮下尚久 課長
「安心な対策方法を提示して、皆様に一日でも早く安心安全な生活を実感していただけないかと思っています」
