■プロ野球 巨人 3－4 ヤクルト（30日・東京ドーム）
ヤクルトは巨人に逆転勝利。4回に1死一塁からサンタナ（31）の適時二塁打で先制。しかしその後、2ー2と同点とし迎えた5回裏、2番手・星知弥（30）が1番・丸佳浩（35）に第1号ソロ本塁打を浴び勝ち越しを許した。1点を追う7回、2死満塁の絶好機でサンタナが適時打を放ち逆転。先発のロドリゲス（26）は今季初登板で4回2失点の投球。終盤には走者を背負うピンチも1点差を守り切った。
ヤクルトは1回、今季初の1番起用となった丸山和郁（24）は中飛、2番・青木宣親（42）は二ゴロ。3番・オスナ（31）は中安打で出塁するも続く4番・村上宗隆（24）は空振り三振に倒れた。
その裏、ロドリゲスの立ち上がりは巨人の先頭・丸に右安打を放たれ出塁を許す。無死一塁から2番・佐々木俊輔（24）を二ゴロの併殺打に抑え2死を奪ったが、3番・吉川尚輝（29）に中安打を放たれ再び走者を背負う展開に。しかし迎えた4番・岡本和真（27）を遊ゴロに打ち取ると無失点で初回を終えた。
試合が動いたのは4回表、1死走者無しから4番・村上が四球を選び出塁すると、5番・サンタナの打球は右中間フェンス直撃の二塁打を放ち先制。
しかし直後の4回裏、この回の先頭、3番・吉川に四球を与えると続く4番・岡本に中安打を放たれ走者を背負った。その後2死一、三塁で迎えた7番・岸田行倫（27）にセンターへの適時三塁打を浴び、逆転を許した。
5回、1死から代打・増田珠（24）が左安打で出塁。続く1番・丸山にもライトフェンス直撃の二塁打が飛び出し1死二、三塁に。迎えた2番・青木は中犠飛を放ち、すぐさま同点に追いついた。
2ー2の同点で迎えた5回裏、この回からロドリゲスに代わり2番手・星がマウンドに上がった。1番・丸に投じた3球目のストレートをライトスタンドに運ばれ勝ち越し点を与えた。
終盤に入り7回、巨人の3番手・西舘勇陽（22）に対し先頭の代打・西川遥輝（32）が右安打を放ち出塁すると1番・丸山は送りバントを決め1死二塁に。2番・青木は四球を選び一、二塁と好機を作った。3番・オスナは見逃し三振に倒れ4番・村上は四球。2死満塁で5番・サンタナが打席に入ると初球をライトへの適時打に。4ー3と逆転に成功した。
8回、5番手・エスパーダ（27）がマウンドに。先頭の6番・萩尾匡也（23）に左二塁打を許すと7番・岸田に送りバントを決められ1死三塁と一打同点のピンチを背負った。しかし8番・門脇誠（23）、代打・大城卓三（31）を抑え無失点に切り抜けた。
最終回は6番手・石山泰稚（35）が1番・丸から始まる打順を無失点に抑え、試合終了。1点差を逃げ切り勝利を飾った。
