猫は「口笛」に反応せずにはいられない、というイメージがありますよね。では、なぜそんなに「口笛」が気になるのでしょうか。今回は、猫が「口笛」に反応する理由について解説いたします。
猫が「口笛」に反応する理由とは
愛猫に向かって口笛を吹いたら、振り向いたり不思議そうな顔をしてきた、という経験はないでしょうか。
猫はとある理由から、口笛に対して反応してしまうものなのです。さらに、反応したからといって、必ずしも口笛に対して好印象を持っているとは限らない場合もあるようです。
そこで今回は、猫が「口笛」に反応する理由について解説いたします。愛猫の反応と比べて確認してみてくださいね。
1.聴覚が優れているから
猫は聴覚が優れた動物で、その可聴域は500Hz〜85000Hz(100000Hzという説あり)と広範囲に及びます。特に高音域の聴き取りは素晴らしく、人間の可聴域である25000Hzの約4倍ほどの高周波が聞こえるそうです。
猫はこの能力を活かし、狩りをしながら砂漠で逞しく生活していました。元々ネズミの鳴き声などに反応する猫は、家猫として生きる現代でも、高音によく反応をします。
口笛も、どちらかというと高い音が多いですよね。そのため、猫は思わず振り向いてしまうのです。
ただし、猫は聴力が優れている分、過度に口笛を吹くとやかましく感じることがあるのだそうです。口笛を吹く度に愛猫がイカ耳になるようであれば、ストレスになっていると察してあげましょう。
2.飼い主さんが発する音だから
人と暮らす猫は、人の行動や言動に強い関心を寄せています。『音』もそのひとつで、飼い主さんが発する音だから気になる、という可能性も高いでしょう。
特に嫌がる素振りが見られなければ、口笛を撮影に活かしてみてはいかがでしょうか。
スマホやカメラをかまえたら、口笛を吹いてみてください。咄嗟に反応することで、カメラ目線の画像が撮りやすくなりますよ。
3.子猫の鳴き声に似ている
猫の中には、口笛から『子猫』を連想する場合があるのだそうです。どうやら、「ピー」や「ヒュー」という音声は、子猫の鳴き声にトーンが似ているようなのです。
そもそも野生の猫は、子猫以外は鳴かないのが鉄則。猫界で頻繁に声を発するのは、子猫だけなのです。
その理由は、鳴き声によって天敵やライバルの猫に居場所を知らせることに繋がってしまうからです。シビアな猫社会では、息を潜めて生きることが安全とされています。
ちなみに子猫に反応する理由は、おそらく母性本能が働くからでしょう。子猫の動画に釘付けになるような猫の場合は、口笛に対しても好意的な反応を示してくれるかもしれません。
まとめ
猫が口笛に反応するのは、「耳が良く音に敏感なため」「大好きな飼い主さんが発する音だから」「子猫の鳴き声に似ていから」などの理由がありました。
口笛に対する印象は猫によって様々で、心地よいと感じる猫もいれば、うるさくて苦手という子もいます。
基本的にイカ耳になったり、その場から逃げ出してしまわない限りは問題ありません。むしろ、カメラ目線の画像撮影などに活かすことができるでしょう。
ただし、不快に思っているような反応が見られた場合は注意が必要です。多用すればするほど、ストレスになってしまいます。愛猫の反応がイマイチだと思ったら、口笛を控えるようにしてください。
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