なんかイヤにゃ…猫を『警戒』させるダメな行動4選 猫に「不審者」認定されないための対処法も

2024-05-17 20:00

かわいがろうと近寄るたびに、なぜか猫に逃げられてしまう。飼い主さんからすれば、大好きなのにどうして?と思うところでしょう。実は、猫サイドからすれば、もっともな理由があります。今後の良好な関係のためにも、猫に警戒される4つのNG行動を知っておいてください。

1.ジロジロ見つめる

見つめるグレイ猫

かわいらしいものが目に入ると、人はついじっくり見入ってしまうものです。それが赤ちゃんや何かのグッズだったら良いのですが、猫に対して同じことをやると、たちまち嫌われてしまいます。

見つめる行為は猫にとって「敵意」のサインです。乱暴な表現を借りれば、「やんのかコラ!」。

猫目線に立つと、人間はとても大きな存在です。場合によっては、野生時代の捕食動物を思い出させるかもしれません。

そんな相手にじーっと見つめられると、まるで「食べちゃうぞ!」と脅されているようなもので、猫が逃げ出すのも当たり前です。

2.バタバタ動く

掃除機と猫

猫は本来、単独行動者であり、集団性を持つ犬のように「空気を読む」必要がありません。

何か気に入らないことがあると、すぐにその場から離れていきます。言うなれば、快・不快に忠実になることで、自分のペースを守っているわけです。

平穏無事こそ、猫の最上の価値です。その土台を揺るがす相手には脅威しか感じません。バタバタ動き回る人は、まさに「要注意人物」です。

急に慌ただしく掃除機をかけたり、ドタバタと部屋の片づけを始めたり、何かの用事で駆け出したり。特に、リラックス中の猫を邪魔すると、本気で嫌がられてしまいます。

3.ワーワー音を立てる

大きく口を開ける猫

猫の聴覚が優れていることは、みなさんもご承知でしょう。可聴域で言えば、人間の約20~2万Hzに対し、猫は約60~6万Hzで、3倍もの差があります。かすかな羽虫の音やネズミの足音までキャッチするほどです。

そんな猫にとって、大きな音はびっくりするほどの刺激です。大声で話しかけられたり、ワーワー騒いだりされると、身の危険を感じ、どこかへ緊急避難するしかありません。人間には何でもない音でも、猫からすれば「騒音レベル」です。

4.ベタベタ構う

タオルに包まれた猫

家族の中でなぜか自分だけ猫に敬遠されている場合は、しつこいぐらいに構ってしまうことが原因のひとつかもしれません。

猫の論理では、構ってほしいときこそが触れ合いのタイミングです。それ以外の時間は、いわば、クローズ状態。不用意に近づくと、不機嫌そうにしっぽを左右に激しく振ります。

猫は、不快な出来事や誰によってひどい目に遭わされたかもちゃんと覚えています。嫌がっているのに執拗に迫ってきた「前科」があれば、「不審者」認定は免れません。

「意中の人」になるための方法

見つめ合う女性と猫

最後に、「意中の人」になるための第一歩を紹介しましょう。

結論から言うと、前述した4つの行動と正反対のことを心がけてみてください。

  • 目が合いそうになったら、サッと視線を外す
  • ゆっくり動く
  • 派手な音を立てない
  • 甘えてくるまでひたすら待つ

猫は、ガツガツした人があまり好きではありません。むしろ、そっけない態度をとるような相手に対し、好意を抱きます。猫は「猫嫌いな人を好む」と言われるゆえんです。

上記の4つのポイントを実践すると、猫との間につかず離れずのほどよい距離感が生まれます。それこそ猫にとって、「気が向いたらいつでも入れる」スペースです。

そのうち、「悪い人じゃないかも」と思ってくれたら、向こうから甘えてきてくれるかもしれません。

普段のお世話を他の家族任せにしている人は、率先して自分からやるようにすると、信頼関係が築けるはずです。

まとめ

猫に拒まれる女性

身もフタもない表現ですが、多くの猫はデリカシーのない人を好みません。

どんな人物像かと言うと、今回紹介した「ジロジロ」「バタバタ」「ワーワー」「ベタベタ」の4つの行動のうち、ひとつでも該当する人です。自覚がなくてもやっている場合もあります。

猫の「審査」はシビアそのものです。いったん敬遠されると、なかなか警戒を解いてくれません。信頼関係を築くためにも、日頃から上記の行動は慎むようにしましょう。

関連記事

猫が『髪をバッサリ切ったママ』を見たら…"え?だれ?"な反応が面白すぎると11万5000再生「髪を切っただけなのにw」「可愛い」
猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
嫌いな人に見せる猫の10の態度
猫が寂しかった時にする5つのサイン
猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?

  1. タイで行方不明の中国人俳優が帰国 発見時は髪そられた状態 特殊詐欺グループに監禁されていたか
  2. 法政大キャンパス傷害事件 大学生の22歳の女「グループから無視され、鬱憤たまっていた」
  3. オモチャを詰め込みすぎた!?キャットタワーのハウスから出られなくなったネコが不憫だけどかわいい【アメリカ・動画】
  4. 高速道路を走行中に出くわしたまさかの光景。目の前を走るゴミ収集車の後ろにはしがみつくアライグマの姿が!【米・動画】
  5. 2024年の世界の平均気温「観測史上最も高かった」 NASA発表
  6. 『覚醒剤』所持×アパートに不法侵入 県立高校教諭(55)現行犯逮捕 教諭は「鍵が開いていたので勝手に入った」
  7. 日本は大丈夫なのか?気候変動をめぐる2050年の状況は?<シリーズSDGsの実践者たち>【調査情報デジタル】
  8. 国力低下も外国人を引き寄せる求心力強める日本~WSJ紙の元東京支局長が在任10年を振り返る~【調査情報デジタル】
  9. トランプ次期大統領 就任式に過去最高の270億円集める アメリカメディア報道
  10. 久世福商店の店舗限定『2025年新春福袋』を全種類紹介
  11. 混沌とする放送界(前編)~2024年の振り返りと2025年の展望~【調査報道デジタル】
  12. ベラルーシで拘束された日本人男性 非公開で初公判行われる
×