愛猫がより良い環境で過ごすためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。本記事では、猫の習性に合わせて暮らしを「ワンランクあげる」アイデアについて解説していきます。
1.日当たりがいい
猫は日向ぼっこが大好きなので、日当たりのいい窓辺に猫が落ち着ける場所を作ってあげましょう。
窓の外を見ることで、人間でいう「テレビを観ている」ような刺激を得ることができます。
ベッドやキャットタワーを置いても良いですし、窓に取り付けるタイプのベッドもあるので、お部屋に合わせたアイテムを活用してください。
ただし、真夏のように温度が高くなる時期は、直射日光を避けられる場所にも寝床を作るようにしてください。熱中症の危険もあるので、気温には注意してくださいね。
2.上下運動ができる
猫は横に広い空間よりも、縦に上下運動することを好む動物です。そのため猫を飼うときにはキャットタワーを設置してあげるようにしましょう。
キャットタワーが難しければ、カラーボックスを階段のように並べて高さを出すこともできます。
キャットタワーを設置する場合、爪とぎが付いているタイプがおすすめです。爪とぎをすることで爪の手入れやストレスの発散にもなります。
爪とぎは意外と場所を取るので、キャットタワーに付いているとその分部屋を広く使うことができるのでおすすめです。
突っ張りタイプや置き型タイプなど、形や大きさはさまざまなタイプのものが販売されているので、お部屋のレイアウトに合うものを選んでみてください。
その際、猫の体格や飼っている数に合わせて耐久性を選ぶようにしてくださいね。
3.清潔なトイレ
猫は綺麗好きな動物なので、トイレが汚いと排泄を我慢してしまったり、トイレ以外の場所で粗相をしてしまう原因にもなります。
そのため毎日掃除をして清潔な状態を保つことで、猫のストレスを軽減しQOLをあげることができるのです。
また、猫のトイレは「飼っている数+1」が理想の数と言われています。猫がストレスなくトイレを使えるように必要な数をそろえてあげるようにしましょう。
4.適切な室温
猫が快適に過ごせる室温は、20℃~28℃くらいと言われています。猫によって暑がり・寒がりな子がいるので、飼い猫に合わせて室温を設定するようにしましょう。
また、人間のように汗をかいて体温調整をすることができないので、湿度にも注意が必要です。40%~60%を維持できるように、加湿器や除湿器を上手く使うようにしてください。
猫のなかにはエアコンの風や音が苦手な子もいます。特に夏場は厳しい暑さの影響でエアコンの使用が必須になりますので、直接風が当たらないように工夫して対策をとりましょう。
飼い主が暑がりの場合、室温が下がりすぎてしまうこともあるので注意してください。
まとめ
愛猫に我が家で快適に過ごしてもらえるよう、猫の習性や性格に合わせて生活環境を整えてあげることで、QOLをあげることができます。
お金をかけなくても工夫次第で猫の生活を「ワンランクあげる」ことは可能なので、猫も飼い主も快適に暮らせるような環境作りを心がけましょう。
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