■MLB ドジャース 0-6 ダイヤモンドバックス(日本時間23日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャース・大谷翔平(29)が22日(日本時間)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打で打率は.354。チームは今季3度目の完封負け、3カードぶりの負け越しとなった。
前日22日(同)は4打数2安打1打点2盗塁と打って走っての“大谷劇場”を見せ、試合後、D.ロバーツ監督(51)は「翔平は素晴らしい野球をしている。彼はよく打つし、必要なときには四球を選んでいる」とポイントでの四球での出塁を誉めていた。
この日はダイヤモンドバックス先発は右腕のR.ネルソン(26)となっていたが急遽、変更となり左腕のB.ヒューズ(28)が先発。奇策を仕掛けてきたダイヤモンドバックスベンチだが1回の第1打席、1球目、外角高めのスライダーをコンパクトにミートしてレフト前ヒット。4試合連続安打をマークした。
3回、1死二塁で迎えた第2打席はダイヤモンドバックス2人目、先発予想されていたR.ネルソン(26)と対戦。カウント1-2から甘く入ってきたストレートを捉えきれずファール。そして、6球目もストレートが甘く入ってきたが打球が上がらず、セカンド正面のゴロに倒れた。
5回表にはベンチ裏に下がっていた大谷が通路からベンチに戻って来るとファールボールが大谷の頭上と通過し、慌てて頭を下げて避け、一瞬、ヒヤリとするシーンも。大谷は突然の出来事に呆然と立ちすくんでいた。
0対3とリードされた5回、無死一、二塁で第3打席、1球目、90マイル(145キロ)のカットボールをフルスイングしたが微妙な変化で詰まらされてセンターフライ。そして、ベンチに戻り、ベンチ裏に移動しようとすると3番・F.フリーマン(34)のファールがベンチへ。またも大谷の近くを通過し、座ってかわした。この日、2度目のファールボール強襲に大谷もムッとした表情を見せた。
7回、第4打席は大谷を迎えるとヤクルトでプレーしていたダイヤモンドバックスのT.ロブロ監督(58)はピッチャーをスイッチ。防御率0.68と安定感抜群のJ.マルティネス(22)から左腕のJ.マンティプライ(33)に交代。3試合連続でマンティプライを大谷にぶつけてきた。同地区の相手に苦手なピッチャーを作りたくない大谷だが1球目のシンカーを打っていったがファーストゴロに倒れた。
大谷は4打数1安打で打率は.354。チームは今季3度目の完封負けで連敗、3カードぶりの負け越しとなった。