『ボス猫を緊急保護』してから1年後…運命的な出会いから"家族になるまで"の話が68万5000再生「顔つき変わりすぎ」「久々泣いた」

2024-05-24 19:40

「ほたて」くんは元ボス猫の男の子が家猫になるまでの一年間を追った動画をご紹介。何気ない日常シーンのすみずみまで満ちた幸せに、涙を誘われる視聴者が続出しています。

人気YouTubeチャンネル「猫ですけど何か？」に投稿されたのは、元ボス猫・ほたてくんが家猫へと変化していく様子がハイライトされた動画です。彼の一年間を追った動画は本記事執筆時点68万再生を記録しており、コメント欄には「何度見ても涙が出ます」「これからも幸せな猫生を」といった声が寄せられています。

引越し先でできたはじめての知り合い

出会いは2020年。飼い主「姉やん」さんは、お引越し先で野良猫の男の子「ほたて」くんと知り合いました。彼は近所のボス猫であり、その数日後には、奥さん猫と子猫を連れた姿を見かけたといいます。

野良猫時代のほたてくん

交通量の多い場所で暮らす一家を心配した姉やんさんは、まずは子猫を、次に奥さん猫を保護しますが、当時ご自宅には母子以外にも保護猫ちゃんが。キャパシティが限界に達したことでほたてくんの保護は見送るほかなく、歯がゆい思いをされたようです。

ボス猫であった彼の保護は後回しにせざるを得ない状況に

事態が急変したのは約半年後。その日姉やんさんは鼻水を垂らした彼を目撃したそう。呼吸もままならない様子の彼にいても立ってもいられなくなった姉やんさんは緊急保護に踏み切ります。設置した捕獲機内へ、すぐに吸い込まれていったというほたてくん。彼はこの瞬間を待っていたのかもしれません。

ただならぬ様子に緊急保護を決めたそう

野良猫から家猫へ

保護翌日に赴いた動物病院で明らかになったのは数々の問題で、風邪のほか口内炎を患っていたことに加え、猫エイズキャリアであることが判明します。その後は姉やんさんのもとで療養生活をスタートしたほたてくんでしたが……。

保護当初のほたてくんを捉えた映像には、危険のない空間にすっかり気が抜けてしまったのか、目を開き、ウエットフードに舌を浸した状態で眠る彼が。寝床に敷いたタオルが真っ黒に汚れていたかことにも、いかに過酷な環境を生き抜いてきたかが現れていたようです。

お外ではゆっくり眠れなかったのか、なんと食事中に夢の中へ

のちにシャンプーを行い、野良時代の汚れとさよならしたそう

新たな環境に馴染んだほたてくんは、口内炎の根本治療のため、去勢手術と同時に上下の犬歯と下の前歯を除くすべての歯の抜歯したそう。抜歯処置でお口の痛みから解放された彼はますます活動的になったのだとか。

口内炎の影響かよだれが多いという彼。姉やんさんから贈られた赤いスタイが本当によくお似合いです

素敵なお昼寝スポットを見つけたようです

野良猫として生を受け、ボス猫として生きてきたほたてくんですが、性格は穏やかで甘えん坊、争いを好まず、先住猫さんとの対峙では衝突を避ける立ち回りを。目を開けたまま寝る癖に愛嬌たっぷりのいびきなど、動画内では、彼の魅力あふれる映像がハイライトさています。

姉やんさんのフェイスマッサージに至福の表情を

先住猫・シンバくんとの対峙。けんかの売り買いを好まない彼は、仲裁を求めるかのような視線を姉やんさんへ

仮住まいが本当のお家になった日

ほたてくんの保護は一時的なもので、いずれは新たなご家族のもとへ送り出すつもりだったという姉やんさん。エイズキャリアという事実も影響してかなかなか出会いに恵まれず、姉やんさんご自身がほたてくんを引き取る運びとなったそう。

出会って間もなくのとある晩、ご自宅玄関前までついてきたことがあるというほたてくん。彼はこの時点で姉やんさんに運命を感じており、未来のお家を見にきていたのかもしれません。あの夜臨んだ玄関ドアの内側で、彼は現在も幸せな毎日を送っています。

穏やかな日々がいつまでもいつまでも続きますように

ボス猫・ほたてくんが愛嬌たっぷりで魅力あふれる家猫へと変化していく様を追った動画は大きな反響を呼んでおり、飼い主・姉やんさんへの感謝と賞賛のほか、「優しい表情になりましたね。良い方に出会えてよかったね」「ホントに別猫みたいに変化して涙です。良かったね、ほたてくん」といった感想や、「愛が画面いっぱい伝わってきます。ほたてくんずっとのお家で幸せに暮らしてね」「今迄頑張って生きて来たほたて君、もっと幸せな猫生を送ってね」等、彼の幸せを願う声があふれています。
人気YouTubeチャンネル「猫ですが何か？」では、ほたてくんの近況はもちろん、先住猫のナラちゃん・シンバくんの動画や、保護猫の預かりボランティア活動の様子がご覧いただけます。