■MLB メッツ 2ー5 ドジャース(日本時間29日、ニューヨーク市クイーンズ区、シティ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(29)が29日(日本時間)、敵地でのメッツ戦、ダブルヘッダー第1試合に「2番・DH」で先発出場。5打数無安打で打率は.329。3試合ぶりのノーヒットに終わり、首位打者をM.ベッツ(31)に明け渡した。
前日28日(同)は悪天候で試合が順延。この日、今季初のダブルヘッダーとなった。メッツの本拠地・シティ・フィールドは2023年8月以来、2度目の登場となった。
大谷の1回第1打席、メッツ先発は右腕のメギル。2022年に1度対戦しており、2打数無安打だった。あまりデータのない投手相手にカウント0-1からカットボール、スプリットと手を出してファール。積極的にスイングしていったが4球目、内角低めのスライダーに空振り三振に倒れた。
3回、1死から1番・ベッツがレフト前ヒットで出塁し、大谷の第2打席、カウント1-1から内角高めのカットボールをフルスイングしたがボテボテのファーストゴロ。やや強引なバッティングで打ち取られた。
すると3回裏、5連敗中のドジャースは先発T.グラスノー(30)が先頭打者に四球を与えると、1番・F.リンドーア(30)に先制の8号ツーラン。ドジャースは7試合連続で先制点を奪われてしまった。
0対2とリードされた6回、先頭打者で迎えた第3打席、1球目、外角高めのカーブをファール。そして、2球目はまたも内角高めのカットボールを詰まらされファーストゴロ。徹底した内角高めの攻めにバッティングが崩された。
0対2のまま迎えた8回、1死一、二塁で第4打席、メッツ3人目左腕のJ.ディークマン(37)と対戦。カウント2-2から外角低め98マイル(158キロ)のストレートにボテボテのショートゴロ。大谷は全力疾走で1塁を駆け抜けてダブルプレーは免れた。2死一、三塁で3番・F.フリーマン(34)がレフト前へタイムリーで1点差。続く4番・W.スミス(29)は空振り三振に倒れ、同点に追いつくことが出来なかった。
しかし9回、ドジャースは無死一、三塁のチャンスで7番・C.テーラー(33)がスクイズで2対2の同点に追いついた。しかし、1死一、二塁で続く9番・A.パヘス(23)がショート併殺打で勝ち越せなかった。そして、9回裏、D.ハドソン(37)が1死満塁と絶体絶命のピンチを抑えた。
2対2で迎えた延長10回、無死二塁で先頭打者のベッツがセンター前へ勝ち越しタイムリー、そして、大谷の第5打席、メッツ5人目・Jo.ロペス(31)と対戦。カウント0-2と追い込まれると外角高め、完全にボール球のストレートに手を出して空振り三振に倒れた。それでも、3番・フリーマンが6号ツーランで5対3。ようやくドジャース打線が目覚めた。ドジャースは連敗を5でストップした。
大谷は5打数無安打で打率は.329。3試合ぶりのノーヒットに終わった。首位打者争いをしている2位のベッツは5打数2安打で打率は.336。この時点でベッツに首位打者を明け渡した。