■MLB メッツードジャース(日本時間30日、ニューヨーク市クイーンズ区、シティ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(29)が敵地でのメッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、8回の第5打席で10試合ぶりとなる14号ホームランを放った。この一発でナ・リーグトップを走るブレーブス・M.オズナ(33)の16本に2本差に迫った。
メッツの本拠地シティ・フィールドでの本塁打は自身初となり、大谷はこれでメジャー球団26球場目の本塁打に。
チームは同点から8回に7-3と一気に勝ち越すと、2死二塁で大谷の第5打席を迎え、メッツ5番手のJo・ロペスの4球目154キロのシンカーを振り抜き、逆方向のレフトスタンドへ。“オオタニ・デー”制定日のレッズ戦(18日)以来となる10試合、46打席ぶりの一発となった。第1打席は先発のD.ピーターソン(28)を相手に左飛、第2打席は二ゴロに打ち取られたが、第3打席はセンター前へのタイムリーを放ち、この日は6試合ぶりのマルチ安打をマーク。
17日のレッズ戦では牽制球が直撃して左太もも裏を痛め、翌日には13号を放ったたが先日の取材で「徐々に張りが出てきて痛みも出てきて」と話した大谷は、19日から9試合ノーアーチ。直近5戦では22打席で3安打(四球なし)で、打率はメジャートップから.329に低下。首位打者の座をM.ベッツ(31)に明け渡した。
前日29日は今季初のダブルヘッダーとなり、第1試合では5打数無安打で3試合ぶりのノーヒットに終わり、第2試合は今季3度目の休養日となった。
昨季ア・リーグ本塁打王が5月に入り7本目。チーム58試合目(3日間休養日)で14号をマークし年39本ペースに。昨年は57試合目(2日休養日含む)の6月1日(ホワイトソックス戦)で14号を放っており、今季は1試合遅いペースとなった。昨季は6月に調子を徐々に上げ、日本人メジャー最多となる月間15本塁打をマークしている。