■MLB メッツ 3ー10 ドジャース(日本時間30日、ニューヨーク市クイーンズ区、シティ・フィールド)
ドジャース・大谷翔平(29)が敵地メッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、8回の第5打席で10試合、46打席ぶりの14号2ランを放つなど、5打数2安打3打点をマーク。打率は.329から.330に。
ドジャースは3-3の同点から8回に打者一巡の猛攻で、最後は大谷の2ランでダメ押し、一挙6得点で9-3と突き放した。これで5年ぶりの5連敗から同一カード3連勝を飾った。
大谷の第1打席は先発のD.ピーターソン(28)を相手に左飛、第2打席は二ゴロに打ち取られる。5回の第3打席は1死二塁で2球目を弾き返し、センター前へ4試合ぶりの打点となるタイムリーを放った。3-3の7回(第4打席)は、1死一塁の場面で代わった3番手・J.ディークマンを相手に空振り三振だった。
チームは3-3の同点から8回に7-3と一気に勝ち越すと、2死二塁で大谷の第5打席を迎え、メッツ5番手のJo・ロペスの4球目154キロのシンカーを振り抜き、逆方向のレフトスタンドへ。“オオタニ・デー”制定日のレッズ戦(18日)以来となる10試合、46打席ぶりの14号2ランを放った。この日2本目のヒットとなり、今季23度目のマルチ安打もマーク。
試合はW.スミス(29)が2回に8号ソロで先制すると、4回にはA.パヘス(23)のタイムリーで貴重な2点目を奪った。5回は大谷の6試合ぶりとなるタイムリーで3-0とリード。
ドジャース先発は中4日のJ.パクストン(35)。無傷の5連勝中で、3回無失点も4回からは対戦相手のメッツから移籍してきたY.ラミレス(29)がマウンドへ。21日に金銭トレードで加入したばかりの右腕は、前回レッズ戦(27日)では連続死球を与えてしまい、心配になったD.ロバーツ監督がマウンドに向かい抱きかかえ声をかけるシーンも。この日は4番・ビエントスを空振り三振に抑え、続くマルテにヒットを許したが後続を打ち取り、古巣相手に1回無失点に抑えた。
だが5回は3番手のエルナンデスがT.ニドの3号2ラン、J.D.マルティネスにタイムリーを浴び、3-3と試合は振り出しに。
だが8回は先頭W.スミスがこの日2本目となる9号を放ち、ヘイワードの三塁打から1死二・三塁でロハスのタイムリーで5-3と勝ち越した。さらに続くバルガスのタイムリー2ベースで7-3とすると、M.ベッツ(31)は中飛も、大谷の14号2ランでダメ押した。9回にはヘイワードにも2号ソロが飛び出し、ド軍は15日のジャイアンツ戦以来14試合ぶりの2桁得点で快勝を収めた。