日本サッカー協会は30日、アメリカとの国際親善試合（6月7日、12日）に臨む23歳以下の日本代表25人を発表した。
細谷真大（22、柏レイソル）、藤田譲瑠チマ（22、シント＝トロイデン/ベルギー）、松木玖生（21、FC東京）らが順当に選出。A代表には招集されなかったGK鈴木彩艶（21、シント＝トロイデン/ベルギー）も招集された。交渉が難航していた久保建英（22、レアル・ソシエダ/スペイン）は選出外。注目のオーバーエイジ枠（OA枠）も選ばれなかった。
五輪本番までに18人に絞られることになるが、今回は25人の選手を招集。会見に出席した大岩剛監督（51）は、「IW（インターナショナル・ウインドー）という我々が唯一選手を招集できる期間で可能な選手を選ばさせてもらった」と選考理由を語り、7月のパリ五輪本番に向けては「その都度招集できるコンディションの良い選手で臨みたい」とした。
山本昌邦ナショナルチームダイレクター（66）は、オーバーエイジ枠について、所属クラブや移籍先との交渉などから「ハードルはかなり難しさを極めてるという状況」だというが「ギリギリのところまで努力は続けていく」という。
「チームをさらに強化をするということそれを目的として、アメリカとの2試合を戦っていきたいというふうに思っています」と大岩監督。「勝利を目指すというところは変わらずやっていきたい」と語った。
大岩ジャパンは、8大会連続12回目となる五輪切符を獲得。パリ五輪でグループDの日本は、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦。1968年メキシコ大会以来56年ぶりのメダル獲得を目指し、初戦は日本時間7月25日、パラグアイと戦う。
【メンバー一覧】
■GK
鈴木彩艶（シント＝トロイデン/ベルギー）
小久保玲央ブライアン（ベンフィカ/ポルトガル）
野澤大志ブランドン（FC東京）
■DF
内野貴史（デュッセルドルフ/ドイツ）
大畑歩夢（浦和レッズ）
西尾隆矢（セレッソ大阪）
半田陸（ガンバ大阪）
鈴木海音（ジュビロ磐田）
高井幸大（川崎フロンターレ）
関根大輝（柏レイソル）
バングーナガンデ佳史扶（FC東京）
チェイス・アンリ（シュツットガルト）
■MF
平河悠（FC町田ゼルビア）
松村優太（鹿島アントラーズ）
佐藤恵允（ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ）
川﨑颯太（京都サンガF.C.）
斉藤光毅（スパルタ・ロッテルダム/オランダ）
山本理仁（シント＝トロイデン/ベルギー）
藤田譲瑠チマ（シント＝トロイデン/ベルギー）
三戸舜介（スパルタ・ロッテルダム/オランダ）
松木玖生（FC東京）
佐野航大（NEC/オランダ）
■FW
藤尾翔太（FC町田ゼルビア）
細谷真大（柏レイソル）
荒木遼太郎（FC東京）
