■プロ野球 DeNA 5-2 ヤクルト(9日・横浜スタジアム)
DeNAはヤクルトに逆転勝利し2連勝を飾った。試合は2点を追う3回裏、2番・梶原昂希(24)に第1号2ラン本塁打が飛び出し同点に。さらに6回裏、6番・山本祐大(25)に第3号ソロ本塁打が飛び出し勝ち越しに成功した。7回裏にも3番・佐野恵太(29)の適時打、4番・オースティン(32)の犠飛で2点を加えリードを広げた。投げては先発・石田裕太郎(22)が1回に先制点を奪われるも中盤以降、反撃を許さない好投で7回2失点と試合を作った。
前日の中日との3戦目では牧秀悟(26)の第17号ソロ本塁打で先制するなど一挙4得点を奪い、試合の主導権を握った。終盤に2点差となるもリリーフ陣が守り切り勝利した。この日からヤクルトとの3連戦を横浜スタジアムで迎える。1戦目は今季7度目の登板となった石田裕が先発でマウンドに上がった。
その石田裕の立ち上がりは先頭の長岡秀樹(22)、2番・宮本丈(29)に右安打を放たれ無死一、二塁に。3番・サンタナ(32)から見逃し三振を奪うも4番・村上宗隆(24)にライトへの適時打を浴び先制を許した。
打線はその裏、ヤクルトの先発・高梨裕稔(33)に対し先頭の桑原将志(31)は二ゴロ。2番・梶原が中安打で出塁すると3番・佐野の一ゴロの間に三塁へ。しかし同点の好機も4番・オースティンは空振り三振に倒れ追いつくことができず。
1点を追う2回裏、この回先頭の5番・牧が四球で出塁。6番・山本が右安打で繋ぎ無死一、三塁とチャンスを作った。しかし7番・京田陽太(30)の一ゴロで本塁を狙った牧はアウトに。後続も倒れ無得点に終わった。
3回表には1番・長岡に右二塁打、3番・サンタナに四球を与えるなど1死一、三塁のピンチを迎えると4番・村上にレフトへの犠飛を放たれ2点目を失った。
直後の3回裏、1番・桑原は詰まったあたりも一塁へ滑り込み内野安打に。すると無死一塁から迎えた2番・梶原がライトスタンドに飛び込む2ラン本塁打を放ち同点に追いついた。
石田裕は中盤を力強いストレートで押し込み無失点に抑えた。そして6回裏、1死走者無しから6番・山本がレフトスタンドへのソロ本塁打を放ち勝ち越しに成功した。
さらに終盤7回裏にはヤクルトの2番手・大西広樹(26)に対し先頭の代打・度会隆輝(21)の内野安打。1番・桑原の犠打が失策を誘うなど1死二、三塁の好機を迎えると3番・佐野にライトへの適時打が飛び出し4点目、4番・オースティンは右犠飛を放ち5点目を加えリードを広げた。
8回表からは2番手・中川虎大(24)がマウンドに上がると三者凡退に抑える好投。9回表は3番手・山﨑康晃(31)がマウンドに上がるとヤクルト打線を無失点に抑え試合終了。DeNAはヤクルトとのカード初戦に勝利した。