石川祐希、福岡Rから参戦のネーションズリーグは「決勝へ行って金か銀か」 52年ぶり五輪メダルへ「チャンスここしかない」

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2024-06-02 12:00
石川祐希、福岡Rから参戦のネーションズリーグは「決勝へ行って金か銀か」 52年ぶり五輪メダルへ「チャンスここしかない」

パリ五輪前最後の国際大会、ネーションズリーグ男子大会の第2週が6月4日から福岡・北九州市で開催される。イタリアセリエAでのプレーオフに出場していた主将の石川祐希(28)と髙橋藍(22)はこの福岡ラウンドから参戦する。

昨年7月に行われた同大会では、46年ぶりの国際大会でのメダル獲得を果たした日本代表。3位決定戦のイタリア戦で、最後の得点を含むチーム最多の21得点をしたのが、エースの石川だ。

石川は、世界最高峰のセリエA(イタリアリーグ)に移籍して9年目となる今季、所属のアリアンツ・ミラノでチーム最多の241得点を叩き出すなどの活躍で、チーム史上最高位となる3位に導いている。
同チームでキャプテンを務めるピアノ選手は「石川のことは完全に信頼している。年齢も重ねて経験もあり、セリエAで最も優れた選手の一人だ」と絶対的な信頼をおいているが、石川自身は更に上のレベルを見据えて、ある決断をした。

「来季の2024-25シーズンは、イタリア・セリエAのシル・スーサ・ヴィム・ペルージャと契約しました」。先月17日に都内で会見を行った石川は4年間所属したミラノから、昨季2位の強豪チームへの移籍を発表したのだ。移籍の理由について石川は「僕の一つの目標である "トップチームでプレーすること”というのがずっとあった。いいタイミングでオファーもあり、選手だったり監督も含めて、今の僕にはペルージャがあってるんじゃないかな」と語っている。

また、来季で10年目となるイタリア暮らしについては「日本の方が便利だったりするところもありますが、イタリアの方が自由なので気が楽というか。もうセカンドホームみたいになっています」と前向きに楽しんでいる様子だ。

日本代表では2021年4月からキャプテンを務めている。「僕、髙橋藍選手含め、海外経験者が増えてきている。今いるメンバーが一番良いメンバー、良い選手ばかり。特にリベロ(山本智大)は世界一だと思う」と自信を口にする。さらに「メダルを獲得するチャンスがあるという言い方はおかしいけれども、チャンスはここしかない」と男子バレー界で52年ぶりとなる五輪でのメダル獲得に意欲を燃やしている。

パリ五輪への出場権はすでに獲得している日本代表だが、ネーションズリーグは五輪の組み合わせに影響する重要な大会。「ネーションズリーグは去年3位だったので、それ以上の目標を。“決勝へ行って金か銀か”になるんですけど、そこの戦いができれば必ずパリオリンピックにもつながってくるので、そこを目標にネーションズリーグは戦っていきます」。
昨年を超える成績で弾みをつけ、パリ五輪に臨めるか。石川の活躍が注目される。

■石川 祐希(いしかわ・ゆうき)
1995年12月11日生まれ。愛知県出身。192cm。姉の影響で小学4年生からバレーボールを始める。星城高校(愛知)、中央大学卒。今季はセリエA(イタリアリーグ)のアリアンツ・ミラノ所属。来季はセリエAのシル・スーサ・ヴィム・ペルージャに移籍。14年、アジア大会に出場。史上最年少18歳で日本代表デビューし銀メダルに貢献。21年東京五輪7位。21年4月から日本代表キャプテンを務める。妹は女子日本代表の石川真佑。

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