JR東日本は「モバイルSuica」や「えきねっと」など展開する20種類以上のサービスのIDを統合したうえで、それぞれのサービスを1つのアプリで利用できるように開発を進めると発表しました。
JR東日本は現在、交通サービスだけでなく「Suica」を使った生活サービスの拡大を進めています。
こうした中、JR東日本は2027年度までに「モバイルSuica」や「えきねっと」など、これまで別々に発行されていた20種類以上のサービスのIDを統合し、利便性を向上させるときょう発表しました。
そのうえで、2028年度にはそれぞれのサービスを1つのアプリで利用できるよう、新しいアプリの「Suicaアプリ(仮称)」を開発するとしています。利用者のデータをまとめることで、それぞれの人にあわせたサービスを提供するとしています。
たとえば、▼駅の改札にタッチした際に、近くの店舗の在庫データと連係しておすすめの食事を提案。▼気温データと連係して、駅の改札を出た際に家にあるエアコンや風呂のスイッチを自動で入れるなどのサービスを想定しています。
JR東日本は、アプリで利用できるサービスを順次拡大して、昨年度8470億円だった生活サービスの売り上げを、10年後には2倍にまで引きあげたいとしています。