■MLB パイレーツ 1ー0 ドジャース(日本時間5日、ペンシルベニア州ピッツバーグ、PNCパーク)
ドジャースの大谷翔平(29)が5日(日本時間)、敵地でのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打2三振で打率は.321。2試合ぶりのヒットもチームは今季4度目の完封負けで連勝は2でストップした。
メジャー7年目にして初めてPNCパークに登場した大谷、これでメジャー全30球場全てでプレーとなった。この球場はセンターの122mに比べるとライトは98mと広くはない。しかし、フェンスの高さは6.4mと高く、ホームランが出にくく投手有利の球場と言われている。
大谷が打席に向かうとパイレーツファンからは歓声が上がった。パイレーツの先発は今季メジャーデビューを果たしたJ.ジョーンズ(22)。初球場で初対戦の投手相手となった1回の第1打席、1番・M.ベッツ(31)には100マイル越え(161キロ)のストレートを5球投げてサードゴロ。大谷に対しては92マイル(148キロ)のスライダーを3球続けて2ストライクと追い込んだ。そして、4球目は外角高めに101マイル(163キロ)のストレートで空振り三振に倒れた。
3回の第2打席、ベッツが四球で出塁し、無死一塁。カウント2-1から外角低めのチェンジアップをセンター返し、しかし、ショートがセカンドベース寄りに守っており正面のゴロ。併殺打に倒れた。
0対1とリードされた5回、1死走者なしで迎えた第3打席、カウント2-1から3球連続ファール。なかなかボールを捉えられず、フルカウントからの8球目、外角高めのスライダーに空振り三振。パイレーツのルーキーをなかなか打ち崩せない。
1点差のまま迎えた8回、先頭打者で迎えた第4打席、パイレーツ3人目A.チャップマン(36)と対戦。カウント2-2と追い込まれたが外角低めのスプリットを上手くコンタクトして、センター前へ2試合ぶりのヒット。PNCパーク初安打をマークした。
大谷が先頭打者で出塁し、2死一、三塁のチャンスを作ったが代打A.パヘズ(23)が101マイル(163キロ)のストレートに空振り三振。大谷のチャンスメイクも力でねじ伏せられた。
大谷は4打数1安打2三振で打率は.321。2試合ぶりのヒットもチームは今季4度目の完封負けで連勝は2でストップした。