中国外務省の報道官を務めた汪文斌氏が駐カンボジア大使に就任することになりました。
4年前に外務省の報道官に就任した汪文斌氏は、定例の記者会見で欧米や日本と対立する問題をめぐり、強い口調で中国の立場を表明してきました。
記者会見には先月24日から姿を見せていませんでしたが、中国メディアによりますと、4日発表された政府機関の資料には汪文斌氏の肩書が「次期カンボジア大使」と記されていたということです。
カンボジアをめぐっては、中国が軍艦を派遣するなど関与を強める一方、アメリカのオースティン国防長官が4日に訪問していて、米中が影響力を競い合っています。