国連は「子どもと武力紛争」に関する年次報告書を公表し、イスラエルを初めて「子どもの権利を侵害した国」に指定しました。
【動画】国連「子どもと武力紛争」年次報告書 イスラエルを「人権侵害国」として初めて指定
国連 ガンバ事務総長特別代表
「紛争地の子どもへの暴力は最悪なレベルに達している」
国連は13日、安全保障理事会に提出された「子どもと武力紛争」に関する年次報告書を公表しました。
報告書では、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルが子どもの人権を侵害した国に初めて指定されました。
イスラエル軍などによる重大な人権侵害を5698件確認したとする一方、イスラム組織ハマスによる人権侵害も認定しています。
この指定について、イスラエル側は「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊であり、この不道徳な決定はハマスを利するだけだ」などと激しく反発しています。