![“見ると幸せに…”大人気「ドクターイエロー」引退へ 体験乗車やお掃除イベントも【ひるおび】](/assets/out/images/jnn/1231139.jpg)
時速270㎞で走りながら線路や電気設備を点検する‟新幹線のお医者さん”ドクターイエローが、老朽化などを理由に引退することが6月15日に発表されました。
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運航開始から20年以上
ドクターイエローの正式名称は、「新幹線電気軌道総合試験車」。
線路や架線、電気設備に異常がないかを確認するいわば‟新幹線のお医者さん”です。
JR東海とJR西日本が1編成ずつ持っているこのドクターイエロー、運行開始から20年以上が経ち、2台とも老朽化が進み引退となりました。
JR東海は2025年1月、JR西日本は2027年以降を目処としています。
恵俊彰:
いや衝撃のニュースですよ。
古谷有美アナウンサー:
お子さんたちには、「靴下・Tシャツ・自転車用のヘルメットまで全部ドクターイエローにしてました」なんていう人も多いみたいで、惜しむ声が広がっています。
「見ると幸せに・・・」
ドクターイエローは、「見ると幸せになる」と言われています。
月に3回のペースで東京ー博多間を走行しており、一般客は乗ることができません。ダイヤも非公開となっているので、‟見られればラッキー‟ということなんです。
子どもたちにも大人気。
2023年8月、JR東海は初めて子ども向けの体験乗車イベントを開催しました。
普段は見られない軌道検測室や電気検測室も見学できるということで、定員300人のところ応募が殺到し、倍率は約190倍になったということです。
弁護士 八代英輝:
3回ぐらい見たことがあります。
大井車両基地で休んでいることがあるので、写真を撮りに行ったことがあります。偶然見たのは名古屋駅と大阪駅で、もう感動でした。人が本当にたくさん集まっていました。
コメンテーター 平野ノラ:
私、名前も、存在自体も知らなかったんですよ。なんとかして今から見られないもんですかね。
今後 撮影会やお掃除イベントも
ドクターイエローの引退後、今まで行っていた点検作業は、2027年から「のぞみ」などとして運行されている最新の営業車両に計測機器を取り付けて引き継がれる予定です。
≪ドクターイエローの今後のイベント予定(JR東海)≫
▼体験乗車イベント
▼車両基地での撮影会
▼車体のお掃除イベント
▼関連グッズの販売
イベントや企画商品の詳細は、決まり次第発表となっています。
まだまだドクターイエローを楽しむことはできそうです。
(ひるおび 2024年6月14日放送より)