■バレーボールネーションズリーグ2024 女子決勝ラウンド(タイ・バンコク)
【写真を見る】眞鍋ジャパン、金メダルへ23日イタリアと決戦 荒木絵里香さん「エゴヌ一択にしたい」【ネーションズリーグ】
バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグ準決勝(日本時間22~23日)で、世界ランク7位の女子日本代表は同1位のブラジルにフルセットの末勝利、大金星を挙げた。大会初のメダル、「銀以上」を確定させた日本は、23日にイタリアとの決勝戦に挑む。ブラジル戦の解説を務めた荒木絵里香(39)さんはイタリアのエース・エゴヌ(25)を警戒。「他の選手にもポイントを重ねられたら、もうどうしようもない。エゴヌ一択にしたい」と日本の勝機を語った。
初田啓介TBSアナウンサー:さて、いよいよ決勝はイタリア戦です。
荒木さん:決勝戦です!
初田アナ:ついに、決勝戦の中継を荒木さん、解説なさいますけど。
荒木さん:鳥肌立ちました。
初田アナ:決勝の解説ですよ。
荒木さん:いいんですか?
初田アナ:しかも、日本が出る決勝ですよ。
荒木さん:はい。もう本当に、選手とスタッフの頑張り。築き上げてきた、この積み重ねっていうのが、この決勝の舞台でまた披露できる。そこをとにかく全力で後押ししたいです。
初田アナ:そして相手はイタリア。まずポイントを挙げてください。
荒木さん:イタリアにものすごいエースがいるんです。エゴヌ。
初田アナ:その名はエゴヌ。
荒木さん:もうねぇ、3階かなっていうぐらいのところから打ってくるんです。
初田アナ:真上ですか?
荒木さん:もう「届かない」って、私は現役のときに何度も思いました。そんな相手も日本がどうプレッシャーをかけるか、戦い方でいくらでも日本が勝負できる、戦える、抑えることができると思うんですね。なので明日も日本の全員で戦ってほしいなと思いますね。
初田アナ:束になっていけば。
荒木さん:一丸となって。
初田アナ:ですよね。日本らしいバレーボールをやれば。日本のカギは何でしょうね。
荒木さん:今日(ブラジル戦)はサーブが本当によかった。
初田アナ:ポイントとして荒木さんは、「日本のカギはサーブです」というふうに挙げてくれたんですけれども。
荒木さん:サーブはもちろん明日(イタリア戦)も継続していきたいですし、やっぱりエゴヌがすごいだけじゃなくて他の選手にもポイントを重ねられたら、もうどうしようもないですよね。
初田アナ:エゴヌ以外も重ねてきたら?
荒木さん:なので、どちらかというとエゴヌの一択にしたい。そういう展開にして、戦っていけたら、日本の勝機は必ずありますね
初田アナ:エゴヌ一択にできるような流れってのはやっぱりあるわけですか。
荒木さん:そうですね。やっぱりサーブを崩すと、ミドルが機能できなかったり、イタリアのアウトサイドも結構、ディフェンスに忙しくさせることで、セッターもどんどんトスを散らすことができなくなるので。そういった展開を作っていきたいですね。
初田アナ:わかりました。そして、夢の表彰台。もう表彰台に上がることは確定したんですけれども。さっきおっしゃいましたけどね。上がるんだったら、真ん中にと。
荒木さん:金メダルですよねえ。やっぱりこのネーションズリーグの結果が、オリンピック、もうすぐあるパリオリンピックの結果にも直結していきますからね。
初田アナ:前回の東京オリンピック、決勝戦。アメリカ対ブラジル。
荒木さん:そのまま金メダル銀メダルですもんね。オリンピックでも。
初田アナ:(2021年のネーションズリーグでも)アメリカ金メダル、ブラジル銀メダル。
荒木さん:VNLの結果がダイレクトに繋がるという意味でも、本当に期待できますよね。
初田アナ:これは見逃せません。決勝戦楽しみにしております。日本対イタリア戦。まずは準決勝、勝って、改めて決勝進出おめでとうございます。
荒木さん:おめでとうございます。明日、頑張りましょう。頑張れーーニッポーン。パワーー。