三菱UFJ銀行と系列の証券会社2社が顧客企業の非公開情報を無断で共有していたとして、金融庁が業務改善命令を出したことについて、鈴木金融担当大臣は「重く受け止めてほしい」と述べました。
鈴木金融担当大臣
「法律が禁じていることなので、大変に遺憾なこと。本件を重く受け止めて、こうした事態が2度と発生することがないよう、改めて経営管理体制等の強化を含め、抜本的な改善対応に取り組んでもらいたい」
鈴木大臣は記者団の取材にこのように話し、金融庁から業務改善命令を受けた、三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社に再発防止策の徹底を求めました。
同じグループの銀行と証券会社の間で顧客情報の共有を制限する「ファイアウォール規制」がありますが、金融庁によりますと、3社は顧客企業の同意なく、非公開の情報を共有していたということです。
金融庁は来月24日までに、情報管理の強化などの改善計画を金融庁に提出するよう求めています。