韓国軍は、北朝鮮が再びごみをぶら下げた風船とみられるものを韓国に飛ばしたと発表しました。2日連続で、先月以降6回目です。
韓国軍の合同参謀本部は25日午後9時50分ごろ、北朝鮮がごみをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしていると発表しました。
発表した時点で、風船は、北朝鮮との境界線に近い京畿道の北部から南東方向に飛んでいるということで、首都ソウル方向に移動しているとみられます。
北朝鮮は先月以降、韓国の脱北者団体が体制を批判するビラなどを風船に取り付けて散布することへの「対抗措置」として、ごみをぶら下げた風船を飛ばしていて、24日に続き、今回で6回目となります。
韓国軍は今月、北朝鮮の風船に対抗し軍事境界線近くで拡声器を使った宣伝放送を一度、実施しましたが、24日に北朝鮮が風船を飛ばした後は放送は行いませんでした。
しかし、韓国軍は「北朝鮮の行動にかかっている」としていたため、2日連続で風船を飛ばしたことを受け、再び宣伝放送に踏み切る可能性もあります。