アメリカ政府の機密文書を暴露した罪で起訴されていた、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ被告が、アメリカ領・サイパン島の裁判所で罪を認めました。その後、自由の身となり、母国のオーストラリアへ戻ります。
【動画】「ウィキリークス」創設者が罪認め自由の身に 司法取引で米国での収監免れ母国・豪州へ
ロイター通信などによりますと、アサンジ氏は収監されていたイギリスを発ち、26日にサイパン島の裁判所に出廷しました。
アサンジ氏はアメリカ司法省との間で機密文書を暴露した罪を認める代わりに、アメリカでの収監を免れる司法取引に合意。
きょうの裁判で、起訴の根拠となったスパイ活動取締法は言論の自由を保障する「アメリカの憲法と矛盾している」と主張した一方で、自らの罪を認めました。
判事が司法取引を認め、アサンジ氏はおよそ12年にわたる亡命・収監の生活から自由の身となりました。
アサンジ氏は母国のオーストラリアへ向かっています。