海上自衛隊の複数の艦艇で安全保障に関する秘匿性の高い「特定秘密」を資格のない隊員に扱わせていたことについて、林官房長官は「秘密情報を保有する防衛省で漏えいするような事案はあってはならない」と述べました。
林官房長官
「我が国の防衛を全うするために必要となる秘密情報を保有する防衛省におきまして、それらを漏えいするような事案はあってはならない」
防衛省における特定秘密の不適切な取り扱いをめぐっては、海上自衛隊トップである酒井海上幕僚長が辞任する意向を示していることがわかっていますが、林官房長官は午前の会見で、防衛省で調査が続いていることから「内容や処分についてお答えできる段階にはない」と述べ、詳細な言及を避けました。
そのうえで、「防衛省で調査結果が適切な形で公表され、再発防止策が図られるべき」としています。