自民党の堀井学衆議院議員が、秘書を通じて、地元の有権者に香典を渡したとされる事件で、東京地検特捜部はさきほど、公職選挙法違反の疑いで東京にある堀井議員の議員会館事務所などへの強制捜査に乗り出しました。議員会館前から中継です。
【写真を見る】【速報】自民党・堀井学衆院議員の議員会館事務所などに家宅捜索 秘書ら通して地元有権者に香典渡した公職選挙法違反の疑い 東京地検特捜部
東京・永田町にある議員会館の堀井議員の事務所では、さきほど午前11時前、段ボールなどを持った係官ら、およそ15人が続々と、部屋の中へ入っていきました。
公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けているのは、自民党の堀井学衆議院議員(52)の議員会館の事務所や、議員宿舎のほか、北海道にある事務所です。
関係者によりますと、堀井議員は秘書や家族を通じて、地元の複数の有権者に香典を渡すなど、あわせて数十万円の違法な寄付をした疑いがもたれています。
公職選挙法では、選挙区内の有権者に香典を渡すことは議員本人が葬儀に参列した場合を除き、禁止されています。
特捜部は、自民党・安倍派の裏金事件の捜査の過程でこの問題を把握したとみられていて、すでに堀井議員の元秘書らから任意で事情を聴くなどして調べを進めていました。
特捜部は今回の家宅捜索で押収した資料の分析などを通して、事件の全容解明を進めるものとみられます。