「バイデン降ろし」が止まりません。アメリカ大統領選からの撤退を求める民主党議員は37人となりましたが、バイデン氏は「来週から選挙活動に復帰する」と選挙戦を続ける考えを改めて強調しました。
新型コロナに感染して自主隔離中のバイデン大統領は、19日、声明を発表し、「来週の選挙活動への復帰を楽しみにしている」と選挙戦を続ける考えを改めて強調しました。
前日のトランプ氏の演説についても触れ、「国民を団結させる計画も、働く人々の生活を改善する計画もなかった」と批判しています。
アメリカ バイデン大統領
「私はこの仕事のやり方を知っている。神は見捨てるために私たちをここまで連れてきたわけではない。まだやるべきことがある」
ワシントンポストの集計では、大統領選からの撤退を求めた民主党の議員は19日の時点で37人にまで膨らんでいますが、バイデン氏はSNSにこのような動画を投稿し、拒否する姿勢を示し続けています。
また、複数のアメリカメディアはハリス副大統領が民主党の献金者らとの電話会議に参加し、バイデン氏と共に大統領選を戦う姿勢を強調したうえで「我々は勝つ」と話したと伝えています。
民主党内には、バイデン氏が撤退した場合、ハリス氏を新たな候補に推す声がありますが、ハリス氏自身はバイデン氏を支える姿勢を改めて示した格好です。