犬が『甘噛み』する4つの心理 すぐにやめさせた方がいいの?おすすめのトレーニング方法とは

2024-07-23 11:00

『犬が甘噛みする心理』についてまとめました。甘噛みは、噛み癖に繋がりやすいです。すぐにやめさせるべきであると言えます。まずは愛犬が「甘噛み」をする心理について知ることから始めてみましょう。

犬が「甘噛み」する心理

指を甘噛みするジャックラッセルテリアの子犬

成犬になる頃、自然と甘噛みをしなくなる犬がいるのは確かです。『甘噛みをするのは子犬の頃だけ』と思われてしまう理由でもあると思います。

しかし、甘噛みを悪い行為として学ぶことができなかった犬や、甘噛みをすることが癖になってしまった犬の場合では、成犬になっても甘噛みを続けてしまうことがあります。

人の手を甘噛みすることを悪い行為として学ぶことができなかった犬は、本気噛みをしてしまったり、飼い主や他人にケガを負わせてしまったり、トラブルにもなりかねません。

噛む行為を許されてしまうと、不安や緊張や恐怖を感じたとき、苦手なことをされるとき、噛むことで逃れようとすることがあります。

そうすると、トリミングや動物病院での診察など、適切に受けることができなくなってしまう可能性があります。愛犬に甘噛みをする癖があるのであれば、今すぐにやめさせるべきです。

そこで今回は、愛犬が「甘噛み」をする心理について解説します。犬が甘噛みをしたくなる心理を理解することで、愛犬の甘噛みをやめさせるためのトレーニングに活かしましょう。

1.歯茎がムズムズする

犬は、歯茎がムズムズすると感じてしまうことがきっかけで甘噛みをしてしまいます。そしてこれは、子犬の甘噛みにも成犬の甘噛みにも当てはまるようです。

子犬の場合では、乳歯が生えてくるとき、永久歯へと生え変わるとき、歯茎がムズムズすることがあります。そのムズムズ感を解消したくて噛みたくなるのです。

成犬の場合では、歯茎のムズムズ感は、歯肉炎や歯周病が原因である可能性が高いです。愛犬の口臭が気になりませんか。犬にも定期的な歯科検診を受けさせるようにしましょう。

2.嬉しくて楽しくて興奮している

飼い主が帰宅したとき、一緒におもちゃで遊んでいるときなど、嬉しさや楽しさから興奮し、甘噛みしてしまうことがあります。

子犬の頃、母犬や兄弟姉妹犬と甘噛みをし合いながら遊び、学びます。その延長なのではないかと考えることができます。

甘噛みが続いているということは、学んでいる最中である、と言えます。このとき、「噛んではいけない」と、しっかり教えてあげることが大切です。

3.構ってもらいたい

犬が甘噛みをするのは、構ってもらいたいからです。

構ってもらいたいとき、クンクン鳴いたり、吠えたりすることがあります。反応してはいけないと思い、無視で対応することがあるのではないでしょうか。

しかし、噛まれて反応しない飼い主はなかなかいません。つい反応してしまいますし、ちょっとだけ…と構ってしまいます。

そうすると、(噛めば構ってもらえるんだ♪)と、間違って学んでしまうことがあります。甘噛みをやめられない原因にもなりかねません。

4.動くものを捕えて噛みつきたい

犬が甘噛みをするのは、動くものを捕えて噛みつきたい、という本能があるからです。狩猟本能と言えるのではないでしょうか。

飼い主が足や手を動かしているとき、遠くからジッと見つめています。獲物の動きを追っているのです。飛びかかり、噛みつき、飼い主が抵抗すれば、さらに噛む力を強めてくることもあります。

本能だから改善できないと思い込み、許してしまってはいけません。

犬に甘噛みをやめさせるためのトレーニング

ロープおもちゃ遊び、ビーグル

甘噛みをやめさせるためには、「噛みたい!」という欲求に伴うエネルギーを発散させてあげるとよいと思います。ただし、噛むという行為以外の方法でなければなりません。

  • 朝晩のお散歩を習慣にする
  • お散歩の回数や時間を増やす
  • 早歩きでお散歩する(強度を上げる)
  • ドッグランで自由にさせる

やはり、体を動かすことが、甘噛みをやめさせるためのトレーニングに有効的なのではないでしょうか。

甘噛みをする理由が狩猟本能によるものである可能性があるのであれば、おもちゃの引っ張りっこ遊びもおすすめできます。

噛みたい欲求も満たされ、エネルギーも使いますし、狩猟の疑似体験ができることで本能的欲求も満たされるのではないでしょうか。

まとめ

指を甘噛みする白柴の子犬

犬が「甘噛み」する心理を4つ解説しました。

  • 歯茎がムズムズする
  • 嬉しくて楽しくて興奮している
  • 構ってもらいたい
  • 動くものを捕えて噛みつきたい

犬が甘噛みをしているとき、やめさせようとして大きな物音を立てたり、大きな声を出したりすると、行為をエスカレートさせてしまうことがあります。

甘噛みしたことを叱り、「反省しなさい!」とケージに閉じ込める、という対応もよくありません。噛み癖を悪化させてしまう飼い主の間違った対応にも注意しましょう。

関連記事

犬と一緒に寝るって本当にいけないこと?危険性と注意すること
犬が飼い主にお尻をぶつけてくる理由とは?5つの心理を解説
赤ちゃんが投げた『おしゃぶり』を犬が拾った結果…『まさかの姿』が可愛すぎると23万再生「使いこなしてて草」「表情が赤ちゃんw」と悶絶
愛犬が早死にする可能性も…今すぐにやめたい5つの飼い方
自らクレートに入る犬の『1年前』と『現在』を比較した結果…思った以上の成長ぶりが103万再生「スムーズw」「ベテランすぎる」と絶賛

  1. 『仲が悪い夫と愛犬』が散歩から帰ってこない…心配で連絡したら『まさかの返信』に爆笑「散歩に命かけてて草」「必死なの可愛いw」と6万再生
  2. 「不満ある保護者もいた」埼玉栄高校が保護者説明会を開催 グラウンドで生徒が無免許運転 男子生徒が死亡
  3. 選挙妨害事件 「つばさの党」代表の黒川敦彦被告と根本良輔被告は無罪主張「政治的で意味のある適法な行為」
  4. NexTech Week 2024初日取材!未来を切り拓く技術がここに集結
  5. 「レトロだけどかわいい」550円の幸せ“ネオ銭湯”の魅力、ビアバーにDJブースも…【Nスタ解説】
  6. バスケ協会、渡辺事務総長「我々も非常に重く受け止めております」八村塁の発言について
  7. 森高千里さん 「九州に来ると方言がたくさん出ちゃいますね(笑)」 福岡でのライブを報告 「皆さんの顔がよく見えてライブハウスの近さを改めて実感しました」
  8. 【クイーンズ駅伝】資生堂エース五島莉乃「まつ毛を上げて気合を入れる」女王の座奪還へ“強く・速く・美しく”
  9. 兵庫・斎藤知事 選挙前に不信任をつきつけた県議会議員たちと直接顔を合わせ
  10. 目黒蓮 テレビCMをリアルに感じられるミュージアムが期間限定登場!レグザ史上最大110v型をはじめとする大画面レグザ発売記念発表会を開催
  11. 冬の電車の中は暑すぎる? 通勤電車が26℃! 対策は? 暖房使わない電車があった!“深すぎる”で有名な…【Nスタ解説】
  12. 中学生ら少年の勧誘・指示役か 20歳の男を逮捕 山口・光市の強盗予備事件
×