『犬がフカフカの場所を好む理由』についてまとめました。人間にも納得な犬がフカフカな場所を好む理由がありました。愛犬の心地良さと体を労わった寝床づくりのポイントを解説します。
犬がフカフカの場所を好む理由
犬が自分の犬用ベッドよりも、飼い主の布団やソファーやクッションなど、フカフカの場所を好むことがあります。
愛犬が気に入っているフカフカの場所は、どんな場所でしょうか。その場所をうまく分析できれば、「こういうベッドはあまり好きじゃないんだな」ということも分かりますし、「どんな寝床づくりをしたら喜んでくれるのか」ということも分かります。
愛犬がフカフカの場所を好む理由まで知ることができれば、犬用ベッド選びで失敗することもなくなりますし、愛犬にとって最高に心地良い寝床づくりをしてあげられるでしょう。
1.包み込まれる安心感
犬がフカフカの場所を好むのは、包み込まれる安心感があるからなのではないでしょうか。
フカフカの場所に寝転がると、体が沈みます。まるで包み込まれるような心地良さです。そのことに犬は安心感を得られるのでしょう。
フカフカの場所に体が包み込まれるように沈むと、布団や毛布やブランケットをかけてもらったような暖かさも感じられるため、寒い時期にはとくに好むのではないでしょうか。
2.体にフィットする
犬がフカフカの場所を好むのは、体にフィットするからなのではないでしょうか。
犬用ベッドでも体にフィットするサイズはありますが、それは、体をキュッと丸めて眠ったときの話です。
フカフカな場所は、体が沈み込むことで、どんな体勢でくつろいでもぴったりフィットします。そのことが心地良いのでしょう。
3.飼い主のニオイがする
犬がフカフカの場所を好むのは、飼い主のニオイがするからです。
とある研究によると、犬が飼い主のニオイを嗅いだとき、脳の快感をつかさどる領域が活性化するということが分かっています。
犬の脳に快感を与える飼い主のニオイとは、汗や皮脂などの有機物です。枕にスリスリしたり、靴下を隠し持っていたりしませんか?
あなたは愛犬の肉球のニオイ、耳の中のニオイ、後頭部のニオイなどを嗅いだことはありますか。犬臭いのに、良い匂いですよね。犬が飼い主のニオイを嗅いだときも同じことのようです。
愛犬が心地良いと感じる寝床づくりのポイント
ではここからは、愛犬が心地よいと感じる寝床づくりのポイントについて解説します。
フカフカの低反発であること
犬用ベッドやマットは、フカフカの低反発であると、犬が心地よいと感じます。
反発力が弱く、体を包み込むように沈んだり、どんな体勢でも体にフィットしたり、犬がフカフカの場所を好む理由のひとつです。
注意点は、体が沈むことで寝返りがしにくいということです。高齢犬は寝返りができなかったり、転倒したりする原因になることがあります。
通気性に優れていること
犬の寝床は、通気性に優れていることが大事なポイントです。フカフカ感はあまりありませんが、夏でも蒸れにくい、高反発の犬用ベッドやマットがおすすめです。
フカフカの低反発との違いは、体が沈むことがなく、寝返りが打ちやすいということです。
体にかかる圧力が分散されるため、体の一部分にのみ負担がかかるということがないということからも、高齢犬にも安心な寝床です。床ずれ予防にもなります。
注意点は、通気性に優れていることから、寒さや冷えを感じやすいということです。暖かいブランケットも一緒に置いてあげるとよいと思います。
まとめ
犬がフカフカの場所を好む理由を3つ解説しました。
- 包み込まれる安心感
- 体にフィットする
- 飼い主のニオイがする
犬がフカフカな自分の犬用ベッドよりも、飼い主の布団やソファーやクッションを好むのは、寝心地よりも安心感を優先するからなのではないでしょうか。
愛犬の寝床であるケージやクレートやベッドには、飼い主のニオイがするものを入れてあげることで、安心感の高い寝床になると思います。
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