犬に与えてはいけない食べ物は知っているけれど、「食べられるけれど消化に悪い食べ物」を知らない人は意外と多いです。今回は、犬に与えすぎると消化に悪い食材や消化不良の症状を解説します。
犬が食べられるけれど消化不良を起こしやすい食べ物に注意
犬の飼い主さんは、『犬に与えてはいけない食べ物』に関してよくご存知だと思います。しかし、犬が食べられるけれど消化不良を起こしやすい食べ物は、意外と知らないという方も多いです。
消化に悪い食べ物を与えすぎてしまうと消化不良を起こし、腹痛や便秘、嘔吐、下痢といった症状を起こしてしまいます。
最悪の場合、消化できずに胃腸で詰まってしまい、腸閉塞や胃拡張、胃捻転などの原因になる恐れも。これらの症状は死に至る危険性も高いので、与え過ぎには注意が必要です。
与え過ぎに注意!犬にとって『消化に悪い食べ物』6選
では、犬にとって消化に悪い食べ物にはどのような食材が挙げられるのでしょうか。意外な食べ物も含まれているので、今後与える際の参考にしてください。
1.ゴボウ
ゴボウは必須アミノ酸やミネラルが豊富に含まれているので、適量であれば犬の健康にとっても良い食材と言われています。
しかし消化しにくい食材なので、与えすぎてしまうと消化不良を引き起こす恐れも。必ず茹でてアク抜きした後、細かく刻んだ状態で少量与えるようにしましょう。
2.レンコン
レンコンは食物繊維が豊富に含まれている食べ物です。そのため犬にとっては消化しづらく、下痢などの症状を招くリスクが高まります。
もしも与える場合は、加熱してから消化しやすい大きさに切ってあげたり、すりおろしてから与えるようにしましょう。
3.牛肉
犬は肉食動物なので「肉ならば全般的に消化しやすいのでは」と思われがちです。しかし、牛肉には脂身が多く含まれているため、与えすぎてしまうと消化不良を引き起こす恐れがあります。
もちろん、生のまま食べさせてしまうと消化不良のリスクはさらに高まるので、必ず加熱してから適量を守って与えてください。
4.豚肉
豚肉も牛肉と同様に脂身が多く、消化不良や肥満の原因となりやすい食材です。基本的に火をしっかり通して与えれば問題ありませんが、与えすぎは消化不良を招きやすくなるので注意してください。
また、豚バラ肉など長い状態のまま与えてしまうと、そのまま勢いで飲み込んでしまい、窒息や消化不良の原因になります。与える際は食べやすい大きさに切ってあげましょう。
5.さつまいも
さつまいもも食物繊維が豊富に含まれている食べ物なので、消化不良を起こしやすい食材です。とはいえ、加熱処理をして適量を守れば問題なく食べられます。
甘みも強い食べ物なので、さつまいもが好物という犬も多いでしょう。糖分やカロリーも高めなので、肥満の原因にもならないよう注意してください。
6.パイナップル
パイナップルは甘みも強く、大好物だという犬も多いフルーツです。しかし、食物繊維や消化酵素が豊富に含まれているため、与えすぎてしまうとかえって消化不良を引き起こす恐れがあります。
腹痛や下痢、嘔吐などの症状を起こしやすいので、与える際は少量のみ与えるようにしてください。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した『消化に悪い食べ物』以外にも、犬が体の構造的に消化が難しい食べ物は多く存在します。食材を与える際は、犬が食べても大丈夫なのか、消化しにくい食べ物でないかを確認し、適量を守って与えましょう。
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