ミャンマーでは3年前のクーデター後に繰り返し延長されてきた「非常事態宣言」が31日で期限を迎えましたが、軍事政権は先ほど、宣言を再び延長すると発表しました。
ミャンマー軍事政権は日本時間の31日午後5時半ごろ、国営メディアを通じて、「非常事態宣言」の期限をさらに半年間延長すると発表しました。
軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は、宣言延長の理由について、「国内情勢を安定させ、総選挙の準備を進めるためだ」などと説明しています。
総司令官は先月、▼今年10月に国勢調査を実施し、▼来年に総選挙を行う方針を明らかにしていますが、民主派や少数民族の武装勢力が各地で軍への攻勢を強めており、混乱の収束の兆しは見えていません。