生き残りをかけ、異例の提携です。EV=電気自動車の分野などで、ホンダ、日産、三菱自動車が提携。3社連合が誕生します。
【動画】生き残りをかけた“異例の提携” ホンダと日産自動車がEV分野で提携に基本合意 車に搭載するソフトウェアの基礎研究を共同で実施
ホンダ 三部敏宏 社長
「本日は、これまでの議論を踏まえ、しっかりと握手ができるまで進展が図られた」
日産自動車 内田誠 社長
「我々が競争力をつけていくことを踏まえると、仲間を増やしていくことだと思っている」
具体的な提携の内容は、まず、車に搭載するソフトウェアの基礎研究を共同で行います。また、EVのモーターなどの部品やバッテリーの共通化などの分野でも合意しました。
さらに、この提携に三菱自動車も加わることも発表されました。提携に至った背景には…
経済部 自動車担当 梅田翔太郎 記者
「両社は欧米や中国メーカーが台頭する中、EVでの出遅れを認めている。追いつくためには、規模の拡大や開発スピードの加速が必要で、単独では生き残れないと判断し、合意に至った」
ライバルのホンダと日産は敢えて手を組み、国内、そして、世界での競争力を高める狙いがあります。
経済部 自動車担当 梅田翔太郎 記者
「(ホンダと日産が)経営体力で大きな差がある中、歩調を合わせて取り組めるのか不安視する声も聞こえている」
3社は歩調を合わせ成長軌道が描けるかが、今後、試されてきます。