東京・練馬区で、日本で暮らしながら在留資格のない「仮放免」の子ども達による作品展が開かれています。
【動画】「心にあるふるさとを描いてくれた」日本で暮らす在留資格のない子ども達の作品展 主催者は「取りこぼされた子どもを忘れないで」と訴え
きのう、練馬区の公共施設で開かれていたのは、「仮放免の子どもたちによる絵画作文展」です。
出品したのは、親が海外出身者などで、日本で暮らしながら在留資格のない「仮放免」の子ども達で、絵画作品と作文およそ30点が展示されています。
「仮放免」の子ども達は、健康保険に加入できず移動も制限されています。
子ども達は「私のふるさと」をテーマに、複雑な心境を表現しました。
主催者
「このお子さんは帰国できない重い事情を背負っていると、戻れないけれども心にあるふるさとを描いてくれたということになりますね」
来場者
「自分はここにいるのにいない存在になっているという言葉が心に刺さりました」
主催者は、「在留特別許可を必要としている子どもたちがつらい想いで日々を過ごしている」としたうえで、「取りこぼされた子どもを忘れないで」と訴えました。
作品展は、きょう午後5時まで開催されています。