智弁学園が京都国際との近畿勢対決に敗れ3年ぶり4強ならず…今夏初登板の1年杉本ら投手陣が粘投も 失点に響く3失策で完封負け

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2024-08-19 15:02
智弁学園が京都国際との近畿勢対決に敗れ3年ぶり4強ならず…今夏初登板の1年杉本ら投手陣が粘投も 失点に響く3失策で完封負け

■第106回全国高校野球選手権記念大会 第12日 準々決勝 智弁学園 0-4 京都国際(19日・甲子園球場)

智弁学園(奈良)は京都国際(京都)に敗れ準々決勝で敗退となった。試合は2番手で登板した背番号10の浅井晴翔(3年)が4回裏、2死二塁から8番・奥井颯大(3年)に適時打を放たれるなど先制点を含む2点を失った。その後5回裏、7回裏にも追加点を奪われると4ー0に。打線は再三出塁をするも得点に結びつかず。

2年連続22回目の夏の甲子園出場となった智弁学園は1回戦で岐阜城北(岐阜)と対戦し延長11回タイブレークの末、敵失と巴田琉碧(3年)のスクイズなどで3点を勝ち越し勝利。2回戦では健大高崎(群馬)と対戦。1ー1の同点で迎えた9回表、佐坂悠登(3年)の適時打で勝ち越し。先発した田近楓雅(3年)が9回1失点の完投を披露し勝利した。3回戦では1点を追う3回に山﨑光留(3年)の適時三塁打で同点、4回には敵失などで2点を勝ち越し。その後も得点を重ねリードを広げた。この試合でも先発した田近は7回12奪三振2失点の好投で準々決勝進出を決めた。

準決勝をかけた京都国際との1戦。先発を任されたのは奈良大会を通じてこの夏初登板となった杉本真滉(1年)。その立ち上がりは先頭の金本祐伍(3年)を空振り三振に。2番・三谷誠弥(3年)に中安打を放たれるも盗塁を阻止するなど後続を抑え無失点に。

3回裏には杉本のエラーなどで1死二、三塁としたところで2番手・浅井晴翔(3年)がマウンドに。浅井は2死満塁のピンチの場面を迎えるも4番・藤本陽毅(3年)を空振り三振に抑え無失点に凌いだ。

打線は京都国際の先発・西村一毅(2年)に対し序盤3回まで無得点に。試合が動いたのは4回裏、2死二塁とピンチを迎えると8番・奥井颯大(3年)にライトへの適時打を放たれ先制を許した。さらに9番・西村の打球はイレギュラーしライトへの適時打に。2点目を失った。

さらに5回裏には1死二塁から5番・長谷川楓(2年)にライトへの適時打を放たれ3ー0とリードを広げられた。終盤に入り7回裏には2死三塁から6番・清水詩太(2年)の打球をショートを守る西川煌太(3年)が悪送球し4点目を失った。

4点を追いかける展開となった打線は走者を出すも1点が遠く。京都国際の西村の前に8回を三者凡退。8回裏は4番手でエース田近が無失点に抑えるも9回表、打線は反撃ならず試合終了。敗れた智弁学園は3年ぶりベスト4ならず、敗退となった。

※写真は智弁学園・杉本真滉投手

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