デジタル庁は、携帯販売事業者などが対面で契約者の本人確認を行う際に使うマイナンバーカードのICチップ読み取りアプリの提供をきょうから開始したと明らかにしました。
デジタル庁はこれまで、カードの“読み取りアプリ”について、民間事業者と現地実証を行っていました。
アプリはアンドロイドとiPhone端末に対応していて、事業者側がスマートフォンにダウンロードしたうえでカメラで券面を撮影することで、ICチップの読み取りを行うことができるといいます。
読み取ったスマートフォンとアプリには、顧客などの利用者の氏名や住所、生年月日・性別などの個人情報や顔写真は保存されず、カードを利用した本人確認を安全に利用することができるとしています。
政府は、厳格な本人確認を行うことで、携帯電話などを用いた犯罪を減らしたい考えです。