「アミノ酸」で猫のごはんをもっとおいしく!中国の研究者らが実験結果を発表

2024-08-30 06:00

猫が好む風味を調査した研究者らは、「遊離アミノ酸」を多く含み「メイラード反応」の程度が高い化合物が猫の好物であることを発見しました。今後、猫により好まれるフードの開発に役立ちそうです。

猫は好みがうるさい

実験中の科学者と猫

画像はイメージです

「猫は餌の好き嫌いが激しい」というのは周知の事実。嗅覚が鋭敏で、おいしそうな匂いがしないと、まったく食べてくれないこともあります。しかも猫の味覚は人間よりも「うまみ」に敏感です。その代わり甘味は感じないと言われています。

そこで科学者たちは「絶対に猫に気に入られる味」について調べました。このたび「Journal of Agricultural and Food Chemistry」に発表された研究結果によると、「遊離アミノ酸」を含む味は、うまみと脂の風味を増すため、猫にとくに好まれることがわかっています。

スプレーをかけて味を比較

餌を食べる猫たち

画像はイメージです

Shiqing Song氏(上海工業大学)をはじめとする研究チームは、お腹がすいた状態の10匹の成猫を対象に、さまざまな味の「食品スプレー」をフードに噴霧して実験を行いました。

まず鶏のレバーをつぶして熱処理し、酵素を使ってそのタンパク質をさまざまな程度に分解し、4種類のスプレーを作りました。こうしてでき上がったスプレーには、50種類を超える風味化合物が含まれていることがわかっています。「熱帯」や「花の香り」から、「汗」や「ゴム」のような香りまで、その匂いはさまざまです。

その4種類のスプレーを市販のキャットフードに鶏脂を塗ったものの上に吹き付け、それ以外のフードとともに猫たちに与えました。そして猫が最初にどのボウルを選ぶか、24時間でどのくらいの量を食べたかを観察したのです。

化学反応がうまみを増す?

人間の持つ餌に興味を示す猫

画像はイメージです

その結果、ほとんどの猫がスプレーをかけたフードを好み、より多く食べることを発見しました。とくに分解の程度が高く、多くの遊離アミノ酸を含むタンパク質をスプレーしたものは、猫に気に入られたのです。

こうしたスプレーは、熱処理の段階で「メイラード反応」(加熱により糖とアミノ酸などが褐色に色づく反応のこと)を起こして風味が増したと想像されます。つまり加熱や熟成によって糖とアミノ酸が化学反応を起こしたのです。

同時に、猫が好む風味には、肉のほかにキノコや脂肪の風味も多く含まれていました。一方であまり好まれないスプレーには、酸味や甘味のある化合物が含まれていました。おそらくメイラード反応が少なかったのでしょう。

この研究は、将来キャットフードをうまく配合して猫に好まれる味に改良することに役立ちます。好き嫌いの多い猫でも好んで食べてくれるようになれば、飼い主も安心することでしょうね。

出典:Improving cat food flavors with the help of feline taste-testers

関連記事

猫が一緒に寝てくれない6つの理由と一緒に寝る方法
猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草
猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
衰弱していた『フェネックそっくりの猫』を保護したら…驚くべき変化に感動の声続出「ふっくらしたね」「立派な家猫になる」
猫が撫でてほしい時にする6つの仕草

  1. 15歳の全日本女王・西山実沙が初優勝 ! 世界選手権&アジア大会代表に5人を選出【体操・NHK杯】
  2. 猫の『家出リスク』を高めるNG環境5つ 見落としがちなポイントや脱走を防ぐ改善策
  3. 犬が『他の犬に吠えてしまう』理由とは?やめさせる方法はあるの?しつけの注意点まで
  4. 男子100m、N.ライルズ「テーマは楽しむこと」桐生祥秀「楽しみながら走りたい」【GGP前日会見】
  5. 【 歩りえこ 】画像加工アプリを使って”高校生”に変身した画像を公開「私は氷河期後期世代。バブルも知らず、就職も地獄、気づいたら人生ハードモードで鍛えられてた」
  6. 【堀ちえみ】 「吐き気がするほどの腰の痛み」「うめきながらも、必死で動き回る」「バットを振る体力があるうちは、思ったら先ずは振っておこうかな」
  7. 栃木・上三川町の強盗殺人 事件前に目撃された不審車両のうち1台は東京・新宿区の窃盗未遂事件でも使用か
  8. 高齢化が進む中国で「超高齢社会」日本の取り組み紹介 540人が応募 関心の高さ浮き彫りに
  9. 北口榛花「やり投げの北口が帰ってきたというパフォーマンスできるように」”レジェンド”の元で今季初戦へ【GGP前日会見】
  10. 「やりがいはありますか」熱心に質問も 天皇皇后両陛下 高校生が部活動として運営する水族館を視察 即位後はじめて愛媛県を訪問
  1. 【宮城で最大震度5弱】東北新幹線が一時運転見合わせ 震源の深さは46キロ・マグニチュードは6.4と推定 津波の心配なし【news23】
  2. 【磐越道バス事故】運転手の“異変”気づき「大切な人に連絡しとけ」とLINE 部活動移動時の交通手段にルールは?各都道府県に“ばらつき”【news23】
  3. 青森市でクマ1頭がホテルなどが入る商業ビルで“居座り” 中心街に響いた2発の銃声…出没から約3時間後に緊急銃猟で駆除【news23】
  4. 【 染谷将太 】衝撃〝気づいたら焼肉屋にいた!〟大阪滞在で体重増に驚愕 吉田監督は映像化不可能作品公開に感涙号泣
  5. 【堀ちえみ】 「吐き気がするほどの腰の痛み」「うめきながらも、必死で動き回る」「バットを振る体力があるうちは、思ったら先ずは振っておこうかな」
  6. 【eyes23】レバノンで狙われる救急隊…イスラエル“ダブルタップ”攻撃の一部始終 ひるまず出動し命を救う“最後の砦”なぜ狙われるのか【news23】
  7. 【速報】千葉・市原市の住宅で男性が腹部を刺される殺人未遂事件 34歳の男を逮捕 千葉県警
  8. この時期としては異例…今シーズン最多25地点で真夏日 週末以降も暑さは続く? 「まるで目玉焼き」ラーメン店で“冷やしメニュー”開発進む【news23】
  9. 【 歩りえこ 】画像加工アプリを使って”高校生”に変身した画像を公開「私は氷河期後期世代。バブルも知らず、就職も地獄、気づいたら人生ハードモードで鍛えられてた」
  10. 15歳の全日本女王・西山実沙が初優勝 ! 世界選手権&アジア大会代表に5人を選出【体操・NHK杯】
  11. 「やりがいはありますか」熱心に質問も 天皇皇后両陛下 高校生が部活動として運営する水族館を視察 即位後はじめて愛媛県を訪問
  12. 北口榛花「やり投げの北口が帰ってきたというパフォーマンスできるように」”レジェンド”の元で今季初戦へ【GGP前日会見】