北朝鮮国防省は、先月おこなわれたアメリカ軍と韓国軍による大規模な合同軍事演習を非難し、「代償を払うことになる」と警告する談話を発表しました。
朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮国防省はきょう(5日)、「公報室長」の名で談話を発表しました。
談話は、アメリカ軍と韓国軍が先月おこなった大規模な合同演習「乙支フリーダムシールド」などが「朝鮮半島の軍事的緊張を極大化させている」と非難。「敵対勢力は当然の代償を払うことになるだろう」と警告しました。
韓国の聯合ニュースは、米韓軍の合同演習が終わった1週間後に北朝鮮が高官級ではない「国防省公報室長」の名で談話を出した点に注目し、「反発の程度が低い」と指摘。
7月に北朝鮮北部で発生した水害の復旧作業に力を入れていて、韓国との軍事的緊張が高まるのを避けようとしているのではないかとの見方を伝えています。