敬老の日を前に、NITE=製品評価技術基盤機構は、電動車いすや介護ベッドなど高齢者の身の回りにある製品の利用中の事故について注意を呼びかけました。
NITEによりますと、電動車いすに乗った高齢者の事故は2015年からの9年間で55件起きていて、2019年には80代の女性が側溝に転落しているのが見つかり、その後、死亡するなど、走行中の脱輪が原因とみられる死亡事故が複数起きています。
また、介護ベッド利用中の事故も54件発生。おととし6月には80代の女性が介護ベッドの手すりとマットレスの間に首を挟まれた状態で発見され、その後、死亡しています。
NITEは「敬老の日を契機に、本人や周りの人が高齢者の生活環境に潜む危険について確認し、事故を防いでほしい」としています。